与那国島の全域からなる与那国町は、日本最西端に位置する市町村です。日本の最も西にある西崎の岬からは絶景が眺められ、日本で一番最後に夕日が沈む人気の観光スポットです。
今回の記事では、沖縄の移住先として与那国町を考えている方に向けて、
- 与那国町のメリットやデメリットを知りたい
- 子育てするのに良い環境なの?
- 生活の利便性を知りたい
など、与那国町の概要や特徴から、移住を視野に入れた利便性や環境までを詳しく解説していきます。
また、与那国島で人気の観光スポットやイベント情報などのお楽しみ情報も紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
この記事では、沖縄移住の中でも与那国町への移住に焦点を当てて解説しているため、移住を検討するのに役立つ内容となっています。ぜひ与那国町への移住を考えている方は、この記事を参考にしてみてくださいね。
はじめに:与那国町の概要と特徴
はじめに、与那国町の概要と特徴について、下記の項目を順に詳しくお伝えします。
- 与那国町の場所と特徴
- 与那国町の治安状況
- 与那国町の騒音状況
- 与那国町の渋滞状況
与那国町の場所と特徴
人口 | 1,694人(令和5年11月末日現在) |
人口密度 | 約58人/km² |
那覇空港までのアクセス | 与那国空港から飛行機で約1時間 |
米軍基地の有無 | なし |
与那国町は沖縄県八重山郡の町で、与那国島の全域からなる離島です。
日本最西端として知られる与那国島の大きさは、周囲27.49km、面積28.96k㎡ほどです。車で1時間もあれば島一周ができ、自転車でも3時間程度の小さな島です。
地理的には、与那国町は沖縄本島から南西に約509km離れ、また東京からは約1,900km離れた場所にあります。石垣島と台湾との中間に位置し、約127km離れた石垣島よりも台湾の方が近く、その距離は111kmほどです。日本最西端で知られる西崎からは、条件が良ければ台湾を眺めることができます。
参考:与那国町公式サイト
与那国町の治安状況
与那国町は治安が良いです。
小さな離島ということもあり、島民はみな顔見知りで、悪いことができない環境が整っています。
参考として、与那国町の治安状況についての住民の方の声を紹介します。与那国島の治安の良さが伝わってきますね。
治安はいいです。離島の田舎ということもあり、車のカギはつけっぱなし、昼間家の鍵もかけっぱなしで出かける家庭が多いです。もし盗難や、事件があるとすぐに見つかってしまいます。孤島なので逃げれません。事件があると住民の連携が凄いです。警察もいますし、何かあるとすぐに分かってしまいます。かえって、警察の方に戸締りはしてくださいとか、車に鍵かけてくださいと言われてしまいます。
引用元:治安マップ
与那国町の騒音状況
与那国町には、通常騒音はありません。
ただ、中国の軍事演習が台湾周辺で行われた際には、与那国町に中国軍の戦闘機のエンジン音や爆発音による影響が及んだことが報じられました。
参考:日本経済新聞
与那国町の渋滞状況
与那国町には、交通渋滞はありません。
車社会の与那国町ですが、人口の少ない小さな離島のため、都心部のような朝夕の通勤通学ラッシュの心配はありません。
与那国町のメリット・デメリット
与那国町のメリットとデメリットについて、移住に焦点を当てて解説します。
与那国町のメリット
与那国町に移住するメリットは3つあります。
【与那国町に移住するメリット】
- 自然の豊かさ
- 治安の良さ
- 子育て環境の良さ
上記3つのメリットについて、それぞれ解説していきます。
自然の豊かさ
はじめに紹介するメリットは、与那国町の自然の豊かさです。
与那国島は美しい海に囲まれ、手つかずの自然があふれています。また島特有の生態系が息づき、与那国町の人たちは植物や動物、生物と共存しています。
治安の良さ
次に紹介するメリットは、与那国町の治安の良さです。
与那国町では、地元の人たちはお互いに顔見知りです。問題が生じると住民同士が協力し合うことで、地域の安心・安全を維持しています。
子育て環境の良さ
さいごに紹介するメリットは、子育て環境の良さです。
与那国町では、自然の恩恵を受けながら子育てができます。また、助け合いの精神のもとみんなで子どもを育てる風習があり、子どもは地域の人たちの温かさの中で成長しています。
与那国町のデメリット
移住先としての与那国町のデメリットを2つお伝えします。
【与那国町に移住するデメリット】
- 買い物の不便
- 密なコミュニティー環境への違和感
上記2つのデメリットについて、それぞれ解説していきます。
買い物の不便
一つめのデメリットは、買い物の不便です。
離島である与那国町は、食料や生活用品などのほとんどは飛行機や船により輸送されます。そのため、台風などの天候状況によって輸送が滞ると、しばらく必要なものが手に入らない状態が続くのです。
狭すぎるコミュニティー環境
もう一つのデメリットは、極めて狭いコミュニティー環境です。
与那国町は小さな離島のため、地元の住民は日常的にお互いに助け合い、島全体が家族同士のような関係性を築いています。このような強い結びつきはメリットである一方で、慣れない移住者にとっては時折戸惑いの原因となってしまうようです。
与那国町の家賃相場と物件状況
与那国町の物件情報は「ない」と考えるのが妥当のようです。
与那国町の物件について、大手不動産検索サイトで調査した結果、残念ながら該当する物件情報は見つかりませんでした。
そこで、与那国町へ移住を考える方に向けた情報を紹介します。
与那国移住情報サイトによると、移住者に向けての民間アパートや新築の古民家が用意されているようです。家賃も安く設定されているようですので、気になる方は、ぜひ同サイト内の住居情報を確認してみてくださいね。
参考:与那国移住情報サイト
与那国町の教育、子育て環境
与那国町の教育や子育て環境について、下記の項目を順に詳しく解説していきます。
- 子育て支援の内容
- 公園の数や状況
- 保育園・幼稚園一覧
- 小学校一覧
- 中学校一覧
- 高校一覧
子育て支援の内容
与那国町では、子ども医療費助成制度、児童手当、特別児童扶養手当、児童扶養手当など、他の自治体で実施されている子育て支援を受けられます。
与那国町独自の支援としては、小・中学生の給食費は無料化され、小学4年生から中学3年生を対象とした町営塾も無料で利用できます。それから、離島へ通う高校生などに向けた離島運賃還付金などもあります。
参考:与那国町公式サイト
公園の数や状況
与那国町の公園は、満田原森林公園の1か所です。
自然豊かな広大な敷地には、滑り台などの遊具だけでなく、展望台や森林遊歩道もあります。お子さんを遊ばせるだけでなく、家族でゆったり過ごせる魅力的な公園です。
保育園・幼稚園一覧
- 祖納保育所
- 久部良保育所
- よなぐに幼稚園
- くぶら幼稚園
- ひがわ幼稚園
小学校一覧
- 比川小学校
- 久部良小学校
- 与那国小学校
中学校一覧
- 久部良中学校
- 与那国中学校
高校一覧
与那国町に高校はありません。
高校へ進学するには島外へ通学することになります。離島へ通う高校生に向けては、自治体が実施している離島運賃還付金を利用できます。
詳細は与那国町公式サイトをご確認ください。
参考:与那国町公式サイト「離島運賃 還付金についてのお知らせ」
与那国町の病院一覧(歯科以外)
与那国町には大きな病院などはありません。与那国診療所は与那国町にある唯一の医療機関です。
与那国町の買い物スポット一覧
与那国町にはスーパーやモールはありませんが、共同売店や商店があります。
生活に必要な食料品や日用品をはじめ、島野菜や新鮮なお刺身などを購入できます。他にも雑貨やお土産なども取り扱っており、規模は小さいながらも必要なものが揃うためとても便利です。
では、与那国町の人気の買い物スポットを紹介します。
比川地域共同売店
画像引用元:Tripadvisor
はじめに紹介する与那国町の買い物スポットは、比川地域共同売店です。
青い外観がシンボルの比川地域共同売店は、食品から日用品、お土産まで必要なものが何でも揃う、与那国町のコンビニやスーパー的な存在です。
お弁当や飲み物も販売され、休憩スペースも完備されていますよ。お買い物を楽しみながら、店内にあるお座敷や外のベンチでほっと一息できる憩いの場です。
それから、お土産の種類も豊富で、特に比川地域共同売店のオリジナルグッズは多くの観光客に人気です。与那国名産の与那国黒糖や、特産の長命草も取り扱っています。
崎原商店
画像引用元:4travel.jp
次に紹介する与那国町の買い物スポットは崎原商店です。
青い建物がひときわ目を引く崎原商店は、食品から日用品まで品揃えが豊富で、その規模はスーパーを思わせる大きな商店です。
人気のお弁当や惣菜、パン屋から届く手作りパンは売り切れ必至です。購入予定の方は早い時間に購入しましょう。
大朝商店
画像引用元:Tripadvisor
さいごに紹介する与那国町の買い物スポットは、大朝商店です。
お店の看板に「日本最西端の店」と掲げる大朝商店は、久部良漁港の前にあるお店です。食品から日用品など、生活に必要なものが何でも揃う地域密着型のお店で、地元の人や観光客に人気です。
お弁当やお惣菜の種類も豊富で、お昼には売り切れてしまうほどの人気です。また、大朝商店では新鮮なお刺身も購入できます。
与那国町の求人状況
与那国町の求人状況について、下記の2項目を順に解説します。
- 求人数と職種
- 給料の相場
全体的な求人数と多い仕事
与那国町の求人数は少ないです。
いくつか求人サイトを検索しましたが、Indeedでの与那国町の求人はわずか9件でした。また、求人ボックスでは周辺地域を含む求人は約350件ありましたが、与那国町の求人はわずかでした。(令和6年1月現在)
求人の多くは在宅ワークのため、リモートで働けるスキルが必要です。また、若干ではありますがサービス業もありました。
参考:求人ボックス
参考:Indeed
給料の相場
与那国町の平均世帯年収は372万円です。年収階級別では、世帯年収が300万円未満の世帯数が最も多く、全体の62.2%と過半数を占めています。(2022年4月末時点)
参考:住まいインデックス
与那国町のビーチ一覧
与那国島の海は透明度が高く、シュノーケリングではサンゴ礁に群がる多くの熱帯魚を堪能できます。ここでは、与那国町でおすすめのビーチについて紹介します。
比川浜
はじめに紹介する与那国町のビーチは比川浜です。
比川浜は、近隣の民宿から徒歩圏内にあるアクセスの良い天然ビーチです。海の透明度が高く、穏やかな波が打ち寄せる浅瀬の海です。
シュノーケルでは、サンゴ礁に集まる小さな熱帯魚を堪能できます。砂浜では、星の砂を見つける楽しみもあります。
それから、比川浜はドラマ『Dr.コトー診療所』の撮影現場としても有名です。実際に撮影で使われたロケ地を見学することもできますよ。
ナーマ浜
次に紹介する与那国町のビーチはナーマ浜です。
ナーマ浜は日本最先端にあるビーチです。整備された綺麗なビーチで、近隣にあるホテルや民宿から徒歩圏内にあります。浅瀬の海には、たくさんの珊瑚や魚が生息しており、シュノーケリングも楽しむめます。
ナーマ浜では、海岸沿いで与那国馬や山羊に出会えることがあります。与那国島ならではの風景ですね。
ダンヌ浜
さいごに紹介する与那国町のビーチはダンヌ浜です。
ダンヌ浜は絶景のフォトスポットとして有名で、なんと公衆トイレから眺める美しいビーチが人気を集めています。
透明度の高い海では、リーフ内でのシュノーケリングや沖合でのダイビングを楽しめます。
ダンヌ浜には広い駐車場が用意されていますし、車のない方でも町営バスを利用できるメリットがあります。ただし、話題の公衆トイレは壊れて使えないそうなので注意してくださいね。
与那国町の観光スポット一覧
自然に恵まれた与那国島は、島独自の生態系や文化が息づき、自然を感じ触れられる観光地として人気です。
ここでは、与那国町でぜひ訪れてほしいおすすめの観光スポットを紹介します。
参考:与那国観光WEB
西崎(いりざき)
はじめに紹介する観光スポットは、西崎(いりざき)です。
日本最西端に位置する西崎の岬からの眺めは絶景が広がり、日本で夕日が最後に沈むことで知られる人気の観光地です。岬には展望台や灯台、そして「日本最西端の碑」が設けられています。
ちなみに、西崎(いりざき)という沖縄独特の読み方の由来ですが、与那国島では日の入の方角を「いり」と呼ぶことからこの名がついたといわれています。
東崎(あがりざき)
次に紹介する観光スポットは、東崎(あがりざき)です。
与那国島の東に位置する東崎は、断崖絶壁の岬です。岬の先端には東埼灯台が立ち、周辺は緑の広がる牧草地となって与那国馬や水牛が放牧されています。また、東崎は与那国島の日の出スポットとしても有名です。
そして、東崎(あがりざき)の由来も、与那国島では日の出の方角を「あがり」と呼ぶことからこの名がつけられました。
立神岩(たちがみいわ)
3つ目に紹介する観光スポットは、立神岩(たちがみいわ)です。
立神岩は海岸にそびえ立つ高さ25mもある巨大な岩で、与那国島のシンボルといわれています。立神岩展望台から眺める堂々とした立ち姿は神々しく、波の浸食によってできたそのシルエットは圧巻さを感じさせます。
『Dr.コトー診療所』の撮影現場
3つ目に紹介する観光スポットは、 『Dr.コトー診療所』のロケ地です。
与那国島は、映画/ドラマで話題となった『Dr.コトー診療所』の撮影現場として使われました。
ドラマの舞台となる「志木那島診療所」は、おすすめのビーチで紹介した比川浜にあります。撮影で実際に使用された診療所はそのまま残されており、見学ができます。
ここに来れば『Dr.コトー診療所』のロケ現場を見学でき、同時に天然ビーチの比川浜も堪能できますよ。
ティンダバナ(ティンダハナタ)
ティンダバナ(ティンダハナタ)は、東シナ海と集落など与那国島を一望できる天然の展望台です。 標高は85mの断崖絶壁の崖で、サンゴの起伏と浸食によって形成されました。
ティンダバナの岩からは湧き水が出ており、「ティンダバナの湧水」と呼ばれています。都の場所は水をくむ神聖な場所とされ、また「ティンダバナの湧水」は神聖な水とされて島の祭事に使われています。
与那国町のカフェ・コワーキングスペース一覧
与那国町には、お仕事に適した机や椅子、ネットワーク設備などを共有できるカフェやコワーキングスペースのような環境はありません。
参考としてですが、与那国町では自治体として無線LANサービスを提供しており、島内の主要な16カ所で無線LANを利用できます。
ちょっとした気分転換程度の作業になるかもしれませんが、工夫次第ではお仕事のリフレッシュに利用できるのではないでしょうか。
与那国町の無線LANサービスについては、与那国町の公式サイトをチェックしてみてくださいね。
与那国町のお祭り、イベント、花火は?
与那国町では、豊作豊漁を祈願する行事が毎年行われています。地域に密着した大切な行事で、地域一丸となって与那国島の豊作と豊漁を祈願します。
豊年祭
画像引用元:やいまタイム
豊年祭はその年の五穀豊穣を感謝し、新たな豊作を祈願するお祭りです。
与那国島には3つの集落がありますが、 豊年祭はそれぞれの集落ごとに比川豊年祭・久部良豊年祭・祖納豊年祭として開催されます。この行事に向けてはそれぞれの住民が一丸となって、豊作の願いを込めて準備を進めます。
豊年祭は、毎年旧暦の6月以降に開催されます。与那国島の年中行事の中で最も大きなお祭りです。
金刀比羅祭
画像引用元: やいまタイム
金刀比羅祭は、海の安全と豊漁を祈願するお祭りです。
ナーマ浜にある久部良漁港内の金刀比羅神社にて、毎年旧暦10月頃に開催されます。このお祭りでは、与那国町の漁師や海運業者が一斉に金刀比羅神社に集結し、豊漁と安全の願いを込めて祈願します。
玉串しやお神酒を奉納するなど、毎年盛大なお祭りが開催されています。
与那国町がオススメな人とオススメでない人
さいごに、与那国町への移住に焦点を当てて、オススメな人とオススメでない人についてお伝えします。
オススメな人
沖縄での移住先として、与那国町がオススメな人について解説します。
【与那国町がオススメな人】
- 収入源を確保できる人
- 与那国島に魅せられている人
上記のオススメする理由をそれぞれ解説していきます。
収入源を確保できる人
与那国町への移住がオススメな人は、事前に収入源を確保できる人です。
具体的には、起業できる人やリモートで働ける人です。PCとネット環境があれば場所にとらわれずに働けることは、好きな環境での生活を追求する上で大きな利点となります。
与那国町では求人が少ないため、移住後に仕事を見つけることは難しいというのが現実です。そのため、移住するには事前に収入や仕事が確保されていることが前提となります。
与那国島の自然が好きな人
与那国町への移住がオススメな人は、とにかく与那国島に魅せられている人です。
美しい海に囲まれ、手つかずの自然に恵まれた与那国島では、島独特の生態系が息づいており、さまざまな生物や動物とふれあいながら生活しています。
その一方で、与那国町には都会のような利便性はなく、生活をするうえで多々不便を感じることもあります。
以上の理由から、生活の利便性ではなく自然の恩恵を優先できる人にとっては、与那国町は移住先として最適な環境といえるでしょう。
オススメでない人
沖縄での移住先として、与那国町がオススメでない人について解説します。
【与那国町がオススメでない人】
- 仕事の決まってない人
- 住まいが決まってない人
- シニア世代
- 進学を控えている子育て世帯
上記について、オススメしない理由をそれぞれ解説していきます。
仕事の決まっていない人
与那国島への移住を考えている人は、仕事を確保してから移住しましょう。
その理由は、与那国島の求人が少ないからです。求人サイトによると、与那国町の求人は在宅ワークが多い印象です。リモートワークのできるスキルがあると有利に働くかもしれません。
住まいが決まっていない人
与那国島への移住を考えている人は、まずは住まいを確保しましょう。
その理由は、与那国島の賃貸物件情報がないからです。
この記事でも紹介しましたが、移住者に向けてのアパートや古民家の情報が「与那国移住情報サイト」に載っています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
老後の移住は難しいかも…
与那国島への移住を考えているシニア世代は慎重に検討しましょう。
老後の移住をおすすめしない理由は二つあります。
一つめの理由は、与那国島は車社会だからです。慣れない土地で歳を重ね、いずれ免許を返納することを視野に入れると、車のない生活は不便です。
自転車についても、与那国島は地形上アップダウンが激しいことから向いていません。タクシーも島内に1台しかありませんので、現実的な解決策とはいえないでしょう。
もう一つの理由は、医療環境が限られているからです。与那国島には大きな病院がなく診療所が一か所あるのみです。
一般的に歳を重ねるごとに医療機関にかかる機会は増えることを考慮すると、老後に医療環境の乏しい環境へ移住することは難しいのではないでしょうか。
進学を控えるお子さんのいる家庭
与那国島への移住を考えている子育て世代の方も慎重に検討することが重要です。
その理由は、与那国島には高校がないからです。せっかく家族で与那国島に移住しても、お子さんの高校進学をきっかけに今度は家族がバラバラになってしまいます。
移住を検討する際は、お子さんの精神的な負担も考慮して判断したいものです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では、沖縄移住の中でも与那国町を検討している方に向けて、住みやすさや環境など、かなり詳しく解説してきました。
与那国町は、手つかずの自然を感じながら生活を送れる魅力的な離島であることが分かりました。また、与那国町では地域住民は互いに助け合い、島全体で大きな家族のような関係性を築いています。
与那国島での生活は都内のような利便性はありませんが、そこには何にも代えがたい自然の恩恵があります。
沖縄への移住先として与那国町を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。