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沖縄県で台風の被害が少ない地域はどこ?台風対策や掟も解説!

沖縄県 台風 被害が少ない地域

沖縄県は国内でも特に台風被害が多い地域です。冠水や高潮等、受け入れがたい被害状況をニュースで目にしますよね。ですが沖縄県の中でも台風の被害が少ない地域はあるのでしょうか。

今回は以下3点を中心に解説します。

  • 沖縄県を襲った台風について
  • 沖縄県の台風対策
  • 台風被害を受けにくい地域

実際に調べてみると、大雨等は確認できても大きな被害を免れた地域もあります。特に今後移住を検討している方には是非読んでもらいたいですね。

令和元年から令和5年までの台風について

令和元年から令和5年までに発生した台風についてまとめました。

年間台風 発生数出典:気象庁

上記全ての台風が沖縄県に影響している訳ではありません。しかし、平均すると7個~8個の台風が沖縄県近海を通っており、甚大な被害が出ています。

令和元年(2019年)から令和5年(2023年)までに発生した台風のうち、各一年で被害が大きかった台風の詳細は以下の通りです。

※沖縄全域

令和元年
(台風9号)

令和2年
(台風9号)
令和3年
(台風6号)
令和4年
(台風11号)
令和5年
(台風6号)
停電(最大) 約37.000件 約20.000件 約4000件 約6000件 約220.000件
断水 約34000件
土砂災害 8件
人的被害 負傷者:8名 負傷者:7名 負傷者:6名 負傷者:72名
死者:1名
その他インフラの被害 バス等
運休
バス等
運休
飛行機の欠航等 飛行機の欠航等 飛行機の欠航等
被害総額
(農業・水産等)
3億471万 2億6400万 約14億 約9600万 約17億

特に甚大な被害が出た令和5年に発生した台風6号。停電による断水や道路が陥没するなど、日常生活に大きな影響を及ぼしました。

病院や福祉施設でも影響は大きく今後の課題を示されたきっかけでもあります。

台風が大きく影響する理由としては、台風の通り道沿いに沖縄県があるということや、以下のことがあげられます。

沖縄付近で進路を北西から北東の方向へ変える台風が多いのですが、曲がり角では台風の進むスピードがおそくなることが多いので、沖縄付近には長い時間とどまることが多いのです。
引用:はれるんランド

6月~10月に台風が多く、特に7月~9月に集中します。夏休みに沖縄旅行へ行く家族もいますが、マリンスポーツ等の実施は天候によって左右されるでしょう。

台風の時期は大雨警報等が発令されますが、海に囲まれていることもあり波浪警報も発令されます。

場合によっては離島へのフェリーや飛行機の発着、観光地の閉鎖等される為、台風の時期の外出は計画的に行うべきです。

沖縄県の台風対策

沖縄県は台風の影響を受けることが多い反面、被害が最小限に抑えられています。理由として以下のことがあげられます。

家の作り

沖縄県の約70%の住宅は鉄筋コンクリートで造られています。鉄筋コンクリートは暴風雨に強く重量である事から、強い衝撃や洪水や氾濫にも強いことが特徴です。

下記は時速30キロで瓦を衝突させた瞬間です。
鉄筋コンクリート 家 衝撃
出典:地震に無傷の強さ 百年住宅
衝撃を受けた後、壁は無傷だったとのこと。壁が削れたり凹むことはありませんでした。

また土砂災害にも強いとされています。こちらは東日本大震災の巨大津波に耐えたコンクリートの建造物です。
reinforced-concrete: Buildings-that-withstood-the-tsunami
出典:地震に無傷の強い百年住宅
見てわかる通り建物がしっかり残っていますね。それに建物の基盤も確認できます

鉄筋コンクリートを使用していない家では屋根の瓦を漆喰で固めたり、家を石垣で囲む対策をしています。

建物が強い特徴のほかに、断水に備え貯水タンクがつけられている場所も。
沖縄 建物 貯水タンク
大きな山は少なく地滑りのような現象は少ないものの、暴風雨を伴う台風の対策として家の基盤から対策していることがわかります。

備蓄がある

台風時、多くの食品や日用品の在庫がなくなります。
備蓄 沖縄 店の様子
台風による停電や断水等が発生した場合、店舗の復旧もすぐに行われるとは限りません。商品が入荷される時期も未定となるため、台風の時期は備蓄をする人が多いです。

主な備蓄品は以下の通りです。

  • 懐中電灯
  • 携帯電話の充電器
  • ティッシュ
  • ライター
  • タオル
  • 救急セット
  • 非常食
  • 携帯用トイレ

家庭により備蓄品は変わります。子供がいればミルクやオムツ、高齢者の方は形態に合わせた非常食等が必要ですね。だいたい1週間分を用意することが推奨されています。

台風時の掟がしっかりしている

台風が近づいている際は対策として下記の事を意識しています。

台風が来た際は上記の対応に加え、お風呂に水を張ったり車のガソリンを満タンにする等の対応があげられます。またベランダ等に出してある植木鉢や物干し竿も室内に移動させ被害を防ぐ方法も行っていますよ。

もしもの場合、避難場所へ向かう事態も考えられます。

沖縄県では公園や体育館、小中学校が避難場所となりますが、下記は表の一部ですが公式ホームページで一覧表で閲覧できます。
沖縄 避難所出典:内閣官房 国民保護ポータルサイト

市の自治体により詳細が公開されているので、事前に情報を頭に入れることが大切ですね。

沖縄 避難場所

居住地の近くに避難場所があることが分かれば、もしもの事態にすぐ行動できます。

沖縄県で受けた具体的な台風被害

沖縄県を襲う台風は勢力も違えば進路も違います。都度台風の被害が変わるものの、過去の台風被害を調べるといくつかの共通点が出てきました。

台風被害が少なかった地域を紹介する前にまずは下記をご覧ください。

下記は過去に通行止めになった道路の一部をまとめたものです。

  • 県道77号線(道路陥没)
  • 県道71号線(土砂崩れ)
  • 県道14号線(土砂崩れ)
  • 国道331号線、449号線、329号線(冠水)
  • 国道58号線(倒木)
  • 国道505号線(土砂崩れ)

高速道路(那覇空港自動車道、沖縄自動車道)、名護海岸、平良海岸等

通行止め ツイート主に高速道路全般は通行止めになる可能性が高いです。また名護海岸や平良海岸も過去に通行止めになったケースがあります。

通行止めの理由として、強風や土砂崩れ、倒木等があげられますが道路が冠水するケースもあります。
冠水想定箇所名称出典:道路ポータルサイトトップページ

主に国道58号線、国道329号線、国道330号線、国道331号線、国道332号線の一部で冠水が想定されており、実際に被害が出ている場所も多いですね。

冠水 写真

他、県道14号線や県道71号線、国道505号線でも被害が確認されていました。

河川氾濫が過去に確認された場所(一部)はこちらです。

  • 天願川(うるま市)令和2年8月(台風)」
  • 白比川(北谷町) 令和元年11月(豪雨)
  • 小波津川(西原町)令和元年6月(豪雨)、令和4年5月」
  • 安謝川(那覇市) 令和3年6月(豪雨)」
  • 安里川(那覇市) 令和3年6月(豪雨)、令和4年5月 」
  • 真嘉比川(那覇市)令和3年6月(豪雨)※未整備
  • 報徳川(八重瀬町)令和4年5月(豪雨)※未整備
  • 轟川(名護市) 令和5年8月(台風)
  • 満名川(本部町)令和5年8月(台風)

参照:沖縄県公式ホームページ

上記の河川氾濫後、復旧工事や補強工事を施されており、現在も工事中な場所もあります。しかし、調べた時点で真嘉比川、報徳川は工事に着手されておらずそのままの状態でした。

河川氾濫 真嘉比川

また小波津川は過去に2回河川氾濫をしている為豪雨になった場合は注意が必要ですね。

河川氾濫 小波津川

上記の河川氾濫に加え、沖縄県公式ホームページにて洪水浸水想定区域は以下を指定しています。

  • 安里川(那覇市)
  • 安謝川(那覇市、浦添市)
  • 国場川(那覇市、豊見城市、南風原町)
  • 小波津川(西原町)
  • 比謝川(沖縄市、うるま市、嘉手納街、読谷村)
  • 天願川(うるま市、沖縄市)
  • 辺野喜川(国頭村)
  • 安波川(国頭村)
  • 福地川(東村)
  • 新川川(東村)
  • 大保川(大宜味村)
  • 羽地大川(名護市)
  • 漢那福地川(宜野座村)
  • 億首川(金武町)

氾濫が起きた際の想定図等が詳しく記載されていますので、詳しい情報は下記から確認しましょう。

≫公式ホームページはこちら

次に土砂災害が確認された場所の一部をまとめました。

  • 中城村北上原地区 令和元年6月
  • うるま市川田地区 令和5年8月
  • 沖縄市高原3丁目 令和5年8月
  • 名護市勝山 安和岳登山道入り口 令和5年8月
  • 県道10号線 うるま市宮根島桃原 令和5年8月
  • 東村 有銘 令和4年11月
  • 名護市源河~東村有銘 県道14号線 令和4年7月
  • 那覇市繁多川 令和3年6月
  • 南城市大里仲間(86号線) 令和3年6月

土砂災害に発生した場所を調べていくと、上記で発生した土砂災害はほとんどの場所が土砂災害危険個所に当てはまる事がわかりました。

沖縄市高原3丁目付近
土砂崩れ 那覇市高原
出典:沖縄県地図情報システム

名護市勝山付近
landslide-katsuyama- nago-city
出典:沖縄県地図情報システム

また山ではなくとも、標高から高い場所に位置する場所では地滑りを起こしやすい傾向にあります。

氾濫した川付近では、土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域に指定されている箇所が多いです。山が近い事に加え川沿いは台風時に大きな被害を及ぼす可能性が高いと言えるでしょう。

台風被害を受けにくい地域

上記で台風の被害についてまとめましたが、それを踏まえ台風被害を受けにくい地域の条件は以下になると考えます。

  • 山や川が近くにない場所
  • 海岸沿いではない場所
  • 標高が高くない場所
  • 冠水地域以外

条件と照らし合わせ、自治体のハザードマップ、過去の台風被害を元に被害の少ない地域をまとめました。

宜野湾市 真栄原

宜野湾市 真栄原真栄原は普天間飛行場から南側に位置する地域です。近隣に大きな山もなく川の氾濫も確認されていない場所になりますね。宜野湾市のハザードマップは以下の通りです。

ginowan-city-hazard map出典:宜野湾市

宜野湾市は海岸沿いや所々で色が変わっていますが、真栄原付近は災害は起きにくいとされています。近くに比屋良川がありますが氾濫の危険区域になっていないため安心していいでしょう。

しかし、過去に台風により停電や断水の被害は確認されています。

土砂崩れや洪水による被害は起きにくいですが、ライフラインが止まる可能性は十分あります。また近くの国道58号線では冠水等で宜野湾市から浦添市にかけて通行止めになったこともありました。

海岸に面していない為高潮の被害はありませんが、変わらず注意はしたほうがいいでしょう。

避難場所はおおぶき公園や佐真下公園等があげられます。近場に避難場所があることで万が一に備えることができるでしょう。

宜野湾市 新城

新城は普天間飛行場の北に位置します。国道81号線に面している小さな地域ですが、普天間小学校が近いため子供たちの姿が多く見受けられる場所です。

真栄原と同様に土砂災害や川の氾濫は起きにくい場所となっています。

ginowan-city-hazard map出典:宜野湾市

しかし普天間中学校付近で範囲は狭いですが、急傾斜地特別警戒区域に指定されている場所があります。近辺には近づかない方がいいでしょう。

近隣にはサンエー普天間店がありますが、国道81号線に面しており客数も多い可能性があります。台風対策で買い出しは必須ですが、準備は早めにした方が良さそうです。

うるま市 登川

登川は海岸から直線で約6キロの位置にあります。沖縄北インターに近い位置で住宅地が多く建ち並びます。登川周辺のハザードマップは以下の通りです。

出典:NHK

洪水や地すべり等の警戒地域には入っていません。この地域は保育所等もありますので子供を持つ親としては安心できるでしょう。海岸からも離れている為、高潮の影響もないですね。

国道331号線は一部で冠水した過去がありますが、登川付近はハザードマップ上心配いらないでしょう。とはいえ2018年に発生した台風25号では地域全体が大規模な冠水に遭いました。
出典:沖縄タイムスプラス

降水量が1時間で150㎜を越え、沖縄県全体が強風域になった激しい台風であり、このクラスを越えた際は注意が必要です。

登川付近のスーパーにはサンエー知花店等があります。食材は揃いますがホームセンターが近くにないので前もって備えをした方がいいでしょう。

避難所は農民研修センターふれあい広場になります。イベントが随時行われているので、場所を知る意味でも一度訪れてもいいかもしれませんね。

うるま市 安慶名付近

うるま市安慶名は海岸から約3キロの位置にあります。県道8号線、75号線、224号線が通っており交通量が多いですね。住宅地が公園、学校も近くにあり家族層が多い地域です。

安慶名のハザードマップは以下の通りです。
出典:NHK

海岸から3キロ離れている為、高潮の影響もありません。川はありますが氾濫が起きる川ではなく、山も無いため地すべりや土砂災害が起きる可能性も低いでしょう。

主な避難先は近隣にあるうるま市役所本庁舎東棟になります。

住宅街で買い物スポットも多いですが、周辺は交通量が多い為台風対策をするのであれば早めな行動がオススメですね。

うるま市 喜屋武・西原付近

喜屋武・西原付近は海岸から約3.5km離れた場所に位置します。県道75号線や高速道路が近くにあり交通量は多いです。喜屋武、西原付近のハザードマップは以下の通りです。
出典:NHK

先程解説した安慶名地区と近く、立地条件はほぼ同じです。山や川はありません。ただ台風対策として買い出しに行く際は車で行くことをオススメします。

歩けない距離ではないですが1km以上離れている場所もあるので事前にお店の位置は確認した方がよさそうです。

避難場所はあげな小学校や上平良川公園があげられます。

名護市 大西・大北付近

名護市の大西・大北付近は、名護市役所から直線距離で約1,5kmの位置にあります。比較的海岸に近いですが、山や川から離れている場所です。名護市のハザードマップは以下の通りです。
出典:名護市役所

出典:名護市役所

高潮や土砂崩れの警戒区域には入っていません。海抜10m未満な場所なので津波等の被害は避けられない可能性もありますが、地滑り等は発生しない可能性が高いです。

避難場所としては大西は名護小学校、大北は大北小学校になります。

スーパーはありますが、国道58号線沿いに点在しています。両地域とも住宅地が多く場所によっては歩いて買い物もできますが、台風対策をするのであれば車で店舗へ向かいまとめ買いをした方がいいでしょう。

八重瀬町 安里付近

八重瀬町安里付近は一部海岸から内陸部に広がる地域です。安里から世名城付近は高い山がなく、氾濫が確認された川がありません。

ハザードマップにも警戒区域に入っていないことがわかります。

出典:八重瀬町

過去の台風被害としては、トタンが強風により飛散したり一部停電が確認されています。農作物を育てる畑等も被害は見られましたが、高潮の被害は受けない区域な為、事前の備えにより大きな被害は抑えられるでしょう。

避難場所は八重瀬公園や安里公民館等になります。被災の状況により適した避難場所も変わりますが、事前の確認をすることで被害を防ぐことができます。

南風原町 本部・山川付近

南風原町の本部・山川付近は南風原町役場や学校、国道329号線や県道82号線があり人の流れが多い地域です。南風原町のハザードマップは以下の通りです。

出典:南風原町

南風原町の北部は冠水想定箇所があったり、土砂災害警戒区域や地すべりが懸念される場所が多いですが、本部・山川付近はハザードマップ上危険な地域ではありません。過去の台風被害としては停電があげられます。

事前に台風の準備をしたいところですが、同じ地区内にスーパーがありません。子供がいる家庭や高齢者がいる家は直前で買い出しに行ったとしても、足りないものが出てくる場合はあるので早めに行動しましょう。

本部公民館や勤労者体育センターが避難所として指定されています。

那覇市 与儀付近

那覇市与儀は那覇空港から約20分ほどの位置にあり、近隣には沖縄大学や看護大学があります。最寄り駅はゆいレールの安里駅で学生や社会人が多く利用しています。

那覇市は台風により被害が大きいイメージがありますが、まずはハザードマップを確認していきましょう。

出典:那覇市上下水道局

出典:那覇市

海岸沿いでは高潮警戒区域に指定されており、川周辺では浸水想定区域が発表されています。与儀付近は双方の条件に当てはまらず標高の高い場所もないため、土砂崩れの危険性もありません。

過去の台風で起きた被害は、停電や街灯が傾いたことによる交通止め、飛散物による怪我等でした。同日にトラブルは解消されていますが、今後も発生する可能性は十分にあります。

与儀周辺はコンビニが多く、サンエーやタウンプラザかねひで等スーパーも多く点在している為台風前の備えは余裕持ってできそうですね。

避難所としてはSL機関車がある与儀公園や与儀小学校等があげられます。

南城市 大里付近

南城市大里は南城市の1/3を占める広い地域です。海に面している地域はなく内陸部に位置してるため、高潮の影響はありません。

しかし自然が多い南城市は標高がやや高い部分も多く、地すべり等の警戒区域が多い場所でもあります。南城市のハザードマップは以下の通りです。
出典:南城市

近隣には地すべりや土砂災害の警戒区域がありますが、その中でも大里稲嶺や平川付近は指定されていません。住宅地や畑が多い地域なのでその点安心できるかと思います。

過去の台風被害では倒木による通行止め、一部の地域で停電が確認されています。近場に川もありますが氾濫した記録はありませんでした。

近隣のスーパーはマックスバリュ南城大里店等があげられますが、店舗数は多くない印象です。距離を見ても場所によっては車は必須と言えます。早めの備えをしておくべきですね。

避難所としては大里南児童館等があげられます。

浦添市 伊祖

浦添市伊祖は地域自体狭いですが伊祖公園等、歴史を感じさせる場所です。海岸まで約2キロ程で大きな山はなく自然が少ない市街地ですね。国道330号線や高速道路が近い為交通量は多いと言えます。

浦添市伊祖のハザードマップは以下の通りです。
出典:浦添市

高潮に関しても再度調べましたが、伊祖近辺は海岸から離れていることもあり高潮警戒地区には入っていません。

川も近くにないため氾濫や水害は免れそうです。所々土砂災害の警戒地区になっていますが、この地域は警戒区域ではありませんでした。

これまでの台風による被害は停電や飛散物による怪我が報告されています。

近くのスーパーはタウンプラザかねひでやマックスバリュ伊祖店があります。車を走らせればサンエー浦添西海岸パルコシティもあり、台風対策等の買い出しに困る事はないでしょう。

避難場所は浦添商業高等学校等があげられます。

糸満市 真栄平・仲座付近

糸満市真栄平・仲座は海岸から直線距離で約2キロの位置にあります。平和祈念公園が近くにあり、観光客や修学旅行生がよく見られますよ。まずは糸満市のハザードマップを見ていきましょう。
出典:NHK

出典:糸満市

やや標高の高い箇所もありますが、地すべりや土砂崩れ警戒区域には入っておらず、高潮の影響もありません。

しかし過去の台風被害としては平成11年に甚大な冠水被害が確認され、県道250号線でも冠水ポイントとして注意が促されています。
出典:糸満市

県道250号線と隣接している真栄平の一部は注意が必要ですね。避難場所は真栄平公民館等があげられます。

沖縄市 越来・美里付近

沖縄市の越来、美里付近は国道330号線や331号線に面している内陸部にある地域です。地域全体が住宅街となっており小学校や高校もあります。

海岸に接しておらず高い標高の土地ではない為、条件で言えば安心ですが改めてハザードマップを見ていきましょう。

出典:沖縄市

出典:沖縄市

越来の一部で土砂災害警戒区域となっていますが、他の場所では警戒区域はありません。しかし過去の台風被害では停電や浸水が確認されています。

越来、美里付近を流れる比謝川は越来中学校より南で30㎝未満の洪水が発生する可能性があるので注意が必要です。

越来、美里にはタウンプラザかねひでやコープ、フレッシュプラザユニオン等がある為買い出しには困りません。

避難場所としては美里小学校や松本都市緑地等があげられます。

国頭郡 今帰仁村 謝名付近

今帰仁村は国道505号線に面しており、観光地が近いも住宅地が多い地域です。謝名南部には標高が高い山がありますが、北部はハザードマップ上では警戒区域に入っていません。

出典:今帰仁村

出典:沖縄公式ホームページ

海岸や大井川が近いですが高潮による影響は免れることができそうです。

謝名や平敷の一部は問題ないでしょう。しかし国道505号線に高潮警戒区域に入っている箇所がある為通行止めになる可能性も高いです。

過去の台風被害としては停電や、通行止め等があげられます。農作物も強風による被害が出ていますね。

近隣にはタウンプラザかねひで等があげられますが、どの店舗も国道505号線沿いになります。仮に通行止めが発生した場合は車が出せなくなるため事前の準備は必須と言えます。

避難場所は平敷公民館があげられます。

まとめ

今回は沖縄の被害が少ない地域についてリサーチしました。沖縄県=台風被害が酷いというイメージがありますが、その中でも被害が最小限に抑えられている地域もあります。

台風の強さにより被害が変わりますが、土砂崩れ防止の整備や橋の補強等に力を入れている自治体も多いです。

また台風対策として環境整備のみならず、自分自身の行動も被害を最小限に抑えるポイントになると言えます。

ハザードマップはあくまで予想図なので、自分や家族を守るためにも改めて台風対策を考えてみてはいかがでしょうか。