沖縄県本部町は、澄んだ美しい海で気軽にマリンアクティビティが楽しめて、リゾート感が味わえる町です。また、沖縄美ら海水族館を始め、有名な観光スポットがある町でもあります。
そんな沖縄県本部町に移住を考えているけれど、
・本部町がどんなところなのか、詳しく知らない
・買い物するところや病院はある?
・仕事は見つけやすいの?
・子育てしやすい環境なの?
といった不安をお持ちではないでしょうか。
この記事では、沖縄県本部町に移住を考えている方に向けて、本部町の人口や交通、家賃等に関する基本情報から、教育支援、病院、買い物スポット、求人情報、コワーキングスペースといった詳しい情報まで、徹底調査してまとめています。
また、本部町の観光スポットやイベント等の情報も紹介しています。ぜひ、沖縄県本部町への移住を考える際の参考にしてくださいね。
沖縄本島北部の住みやすさの記事一覧
名護市 国頭村 大宜味村 東村 今帰仁村 恩納村 宜野座村 金武町
はじめに:本部町の概要と特徴
本部町の場所と特徴
人口 | 12,974人(令和5年8月現在) |
人口密度 | 約230人/㎢ |
那覇空港へのアクセス | 車の場合:高速道路で約90分 高速バスの場合:約2時間~3時間 |
米軍基地の有無 | なし |
本部町は、人口12,974人(2023年8月現在)で、隣の名護市と共に、沖縄北部で人口が集中している中心的な町です。
本部町は、沖縄県の北部にある本部半島の先端に位置します。八重岳、本部富士等の丘陵が起伏しながら連なり、険しい地形をしているところもあります。町の西には、瀬底島と水納島があり、瀬底島には瀬底大橋を使って行き来することができます。
本部町は、観光地として人気の町です。沖縄旅行には外せない沖縄美ら海水族館を始め、マリンアクティビティを楽しめる施設がたくさんあります。また、日本一早咲きの桜が楽しめる八重岳の桜まつりにも、毎年多くの観光客が訪れます。
那覇空港までは、やんばる急行バスを始め4つの高速バス路線が利用できるのでとても便利です。高速バスでは約2時間で那覇空港まで移動できます。車の場合は、約90分ほどで行き来ができます。商業施設や買い物スポットが充実している沖縄北部の中心都市、名護市にへは、車で30分で行き来できます。
本部町の治安状況
本部町内の治安は全体的に良いです。米軍基地はなく、大きな問題はありません。しかし、地域によっては居酒屋や観光客向けのホテルが多いので、注意が必要です。
本部町の騒音状況
本部町内には、大きな騒音問題はありません。しかし、観光客が多い地域なので、人が多く集まる場所の近くでは注意が必要です。また、ホテルや民宿も多いので、夜に出歩く観光客のマナーが悪いと、騒音だと感じるかもしれません。国道の車通りが多い地域なので、国道沿いの騒音にも気を付けた方が良さそうです。
本部町の渋滞状況
本部町内では、日常的な渋滞は起こりませんが、国道449号線は混雑しやすい道です。国道449号線は、名護市から本部町の海沿いを走ります。そのため、那覇方面から本部町へ向かう車で混雑します。特に夏休みやGWなどのハイシーズンは、渋滞が起こることもあります。さらに、本部半島の先にある美ら海水族館近辺は、渋滞スポットとして注意が必要な道です。
本部町のメリット・デメリット
本部町のメリット
- きれいなビーチが身近に楽しめる
- マリンアクティビティが充実している
- 家賃が安い
- 一戸建ての賃貸がある
- 海の見える物件が見つけやすい
- 子育て環境が整っている
- 大きなお祭りの開催地
本部町のメリットは、きれいなビーチが身近にあって、マリンアクティビティが充実していること、家賃が安く一戸建ての賃貸もあること、子育て環境が整っていること、大きなお祭りの開催地であることが挙げられます。
まず、いちばんのメリットは、透明度の高い美しいビーチがたくさんあることです。観光地として整備されているビーチから、穴場の天然ビーチまであり、様々な人が楽しめます。マリンアクティビティも充実しているので、海ならではのリゾート感を味わいたい人にとってぴったりです。
次に、本部町の物件の家賃が安いことです。1LDK以上の広い物件は特に、他の市町村と比べて安い傾向にあります。また、一戸建ての賃貸や、海の見える物件が探しやすい町です。
次に、子育て環境が整っている点です。本部町では、町立の幼稚園・小学校・中学校の給食費が無料です。また、出産時には町独自の支援金が用意されています。お金がかかる子育てを支援してくれるのは嬉しいポイントです。さらに、本部町の待機児童は0人をキープしており、働きながら子育てをする環境も整えられています。
最後に、大きなお祭りの開催地である点です。本部町では、沖縄最大級のお祭りである「海洋博公園花火大会」や「本部海洋まつり」、多くの観光客が訪れる「八重岳桜まつり」など、大きなお祭りが開催されます。混雑するお祭りへ行く際、移動時間が少ないのは助かりますね。
本部町のデメリット
- 買い物スポットが少ない
- 観光客が多い
- 渋滞が起こることがある
本部町のデメリットは、買い物スポットが少ないこと、観光客が多いこと、渋滞が起こることです。
町内で日常的な買い物を済ませることはできますが、大きな買い物をしたい時やファッションアイテムを買い求めたい時には、町内の商業施設だと物足りなかったり欲しいものがなかったりします。
また、観光客が多い地域なので、時期によっては渋滞が起こることがあります。さらに、観光客が多いことで騒音問題が起こることも考えられます。
本部町の家賃相場と物件状況
広さ | 家賃相場 |
1ルーム、1K | 3.3万~6万円 |
1DK、1LDK | 5万~19万円 |
2DK、2LDK | 5万~23万円 |
3DK、3LDK | 5.8万~25万円 |
本部町は、沖縄北部の地域の中では、名護市に次いで人口が多いこともあり、物件も多く探しやすいです。
家賃は、全体的に安く、1ルームや1Kといった単身者向けの物件が多く見つかります。1DKや1LDK以上の広い間取りになればなるほど、他の地域よりも安い傾向があります。
また、1LDK以上の物件の中には、一戸建ての賃貸もありました。一戸建ての家賃はアパートやマンションよりも高くなっています。海の見える物件も多く、リゾート感あふれる暮らしを求める方にとっては嬉しい地域です。
本部町の教育、子育て環境
子育て支援の内容
本部町は、本部町独自の支援金や、子育てに関する情報が簡単に入手できるサービスがあり、子育てしやすい環境が整っています。
子ども医療費の助成は、0歳から中学校卒業までのお子さんが対象で、通院・入院にかかる医療費の窓口負担が無料になります。
近年始まった「出産子育て応援給付金」とは別に、本部町では、「新生児支援金」が受け取れます。「新生児支援金」は、子どもが産まれたときに受け取れるもので、第1子は5万円、第2子は10万円、第3子は15万円というように、出生ごとに5万円ずつ加算された額になります。
また、本部町では、町立の幼稚園、小学校、中学校では、学校給食が無料です。まとまったお金が必要な出産時や、お金のかかる子育て中に様々な支援が受けられるのは嬉しいですね。
本部町の待機児童については、沖縄県子ども生活福祉部子育て支援課によると、平成29年度から毎年0人になっています。就学前の預け先に困ることはなさそうです。また、小学校の放課後の預け先として、放課後児童クラブもあるので、子育てと仕事の両立がしやすい環境だといえます。
本部町には、健診・予防接種・イベント等の情報や保育サービスに関する情報が受け取れる「本部町子育てLINE公式アカウント」があります。Lineで簡単に情報が受け取れる嬉しいサービスです。
公園の数や状況
本部町には、身近な小さな公園の数は少ないですが、観光客も訪れる大きな公園があります。特に有名な公園が、八重岳桜の森公園と海洋博公園(国営沖縄記念公園)です。
八重岳桜の森公園は、日本で一番早く桜を見ることができる公園として人気のスポットです。この公園には、斜面を利用した長いすべり台や複合遊具等、遊具のたくさんあるエリアがあります。芝生広場もあるので、のびのびと遊べますよ。
海洋博公園は、美ら海水族館や熱帯ドリームセンターなど、様々な施設がある広大な公園です。この公園の中には、「ネット遊具(ちびっことりで)」や「大型アスレチック(夕陽の広場アクアタウン)」といった、遊具のある遊び場もあります。
保育園・幼稚園一覧
- 渡久地保育所
- ドリーム保育園
- 美ら咲保育園
- ゆい保育園
- 風のわ保育園
- こすも保育園
- ベビーハウス遊
- こすもキッズ小規模保育園
- 上本部幼稚園
- 本部幼稚園
- 伊豆味幼稚園
- 瀬底幼稚園
小学校一覧
- 上本部学園(上本部小学校)
- 本部小学校
- 瀬底小学校
- 伊豆味小中学校
- 水納小中学校
中学校一覧
- 伊豆味小中学校
- 水納小中学校
- 上本部学園(上本部中学校)
- 本部中学校
高校一覧
- 沖縄県立本部高校
- 八洲学園大学国際高等学校
大学・専門学校一覧
- 琉球大学 熱帯生物圏研究センター瀬底研究施設
本部町の病院一覧(歯科以外)
- 医療法人博寿会 もとぶ記念病院(精神科, 老年精神科, 内科)
- 医療法人野毛会 もとぶ野毛病院(内科、外科、脳神経外科、小児科、整形外科、リハビリテーション科、放射線科)
- やんばるキッズファミリークリニック(小児科、アレルギー科、内科)
- やまだクリニック(内科、外科 、小児科)
本部町の買い物スポット一覧
本部町には、スーパーマーケットが数件ありますが、ほとんどのお店が町の西に位置する大浜という地域に集まっています。この他にも小さな商店がいくつかあり、地元の方のローカルな買い物スポットです。
日常的な買い物は町内で済ませることができますが、お店の数が少なく、大きな商業施設はないので、隣の名護市へ買い物へ行く必要性も考えておいた方がよさそうです。
サンエー V21 もとぶ食品館
出典:食べログ
沖縄県内に店舗を展開している地元密着型のスーパーの一つ、【サンエーV21】です。【サンエーV21 もとぶ食品館】は、9時から23時までと遅くまで開いているスーパーです。
食料品を中心に、ティッシュペーパーや洗剤、歯ブラシ、サランラップ等の日用品も手に入ります。日常的な生活で使うものはだいたいこのスーパーで買うことが可能です。
さらに、乳児用の粉ミルクといったベビー用品や、ドッグフードやキャットフード等のペット用品、フライパン等の調理器具まで揃っています。
酒類や総菜も安く手に入り、観光スポットへ行く前に寄りやすいので、観光客もよく訪れるスーパーです。
タウンプラザかねひで 美ら海市場
出典:美らタウン沖縄
沖縄県内に店舗を展開している地元密着型のスーパーの一つ、【タウンプラザかねひで】です。こちらも、9時から23時の営業なので、遅い時間でも買い物ができます。こちらも瀬底島に訪れた観光客もよく寄るスーパーです。
肉や魚、野菜といった生鮮食品の特売をよく行っており、安く手に入ります。その他、日用品や酒類、総菜も売っているので、日常的な買い物はここだけで済ませることができます。
ザ・ビッグエクスプレス もとぶ店
出典:食べログ
【ザ・ビッグエクスプレス】は、イオングループが展開するディスカウント型のスーパーマーケットです。全国展開しているので、見たことがある方もいるのではないでしょうか。
食料品や日用消耗品はもちろん、服やラグ、布団といった生活用品も手に入ります。また、乳児用の粉ミルクや離乳食等のベビー用品も揃っています。日常生活で必要なものはここだけで揃えることが可能です。
イオングループなので、WAONが使えます。移住しても、今まで使っていたカードやポイントが使えるのは嬉しいですね。
仲宗根ストア
仲宗根ストアは、老朽化に伴い2022年にリニューアルオープンした、地元のローカルスーパーです。年中無休で、朝の6時には開店しているお店なので、朝早くに利用したい方にとって重宝されているお店です。
店内には、食料品や日用品等が売られていますが、特に、地元の美味しい食材が豊富に揃っています。お弁当や総菜も美味しいので、リピーターも多いようです。
本部町の求人状況
本部町の求人は、求人情報サイトを見ると、かなり多くの求人が見つかります。正社員から派遣社員・アルバイトまで、様々な雇用形態があります。
全体的な求人数と多い仕事
令和5年11月の時点で、ハローワークの求人情報では約90件、求人ボックスでは約900件、Indeedでは約450件程の求人情報がありました。検索するとかなり多くの求人情報が見つかります。
仕事内容としては、飲食店員、看護師や医療事務、介護士、店舗スタッフ、技術職、単純作業など、多様な仕事があります。また、ホテルスタッフや客室清掃、リゾート施設のスタッフなど、観光地ならではの仕事も見つけることができます。
給料の相場
求人ボックスによると、2023年10月の求人情報をもとに算出した正社員の平均年収は平均年収は約303万円で、沖縄県の平均年収と比較すると低い傾向にあります。月給で換算すると25万円です。
正社員の給料は、年収約300万円前後の求人が多くなっています。中には600万円近い年収の仕事もあり、経験やスキルによって、給料の幅があるようです。
派遣社員の平均時給は1,198円、パート・アルバイトの平均時給は948円です。派遣社員は、時給1,100円~1,200円くらいのものが多いようです。アルバイトは、900円前後のものが多く、派遣社員に比べて時給が全体的に低いです。
参考:求人ボックス 給料ナビ
本部町のビーチ一覧
本部町には、多くの観光客が集まる人気で知名度の高いビーチから地元の方が遊ぶ穴場ビーチまで、たくさんのビーチがあります。どのビーチでも、透明度の高い美しい海を見ることができます。
瀬底ビーチ
瀬底ビーチは、瀬底島にある全長約800mのロングビーチで、青い空とどこまでも続く水平線が作り出す絶景が人気のスポットです。ジェットスキーやバナナボート、パラセーリングといったマリンスポーツが楽しめます。
遊泳期間は、4月中旬~10月31日の9時から17時までで、監視員やライフセーバーが常駐しています。パラソルやチェア、スノーケルセット等のレンタルが可能です。また、海の家があるので、昼食や軽食をとることもできます。
更衣室やロッカー、シャワー、トイレがあり、約300台が停められる駐車場もあるので、観光客がよく訪れる場所の一つです。
アンチ浜
アンチ浜は、瀬底大橋のたもとにある瀬底島のビーチの一つです。透明度が高く、波が穏やかで、浅瀬にもサンゴがあるので、クマノミなどの魚を見ることができます。そのため、シュノーケルが人気です。
年中開放されていますが、クラゲ防止ネットがなく、監視員やライフセーバーもいないので、遊泳は自己責任になります。シャワー、更衣室付きの海の家、駐車場が近くにあります。
恋人ビーチ
恋人ビーチは瀬底島にあるビーチの一つで、バーベキューを楽しめるスポットです。また、たくさんのヤシの木が左右対称に並んでいる様子はとても美しく、写真を撮る場所としておすすめです。
「沖ロコ」という会社がビーチの管理をしており、予約をすると、手ぶらでバーベキューができます。食材や機材の持ち込みはできません。また、マリンアクティビティの予約もできます。
国営沖縄記念公園エメラルドビーチ
エメラルドビーチは、人気の観光スポットである海洋博公園内にあります。Y字型に突き出した遊泳ができる「遊びの浜」と「憩いの浜」、散策が楽しめる「眺めの浜」の3つに分かれたコーラルサンドの美しいビーチです。沖縄でもめずらしい礁湖(ラグーン)内にあるビーチで、安全性が高いことで知られています。
3つの浜の中央には、ロッカーや更衣室、トイレ、救護室や売店のあるビーチハウスがあります。パラソルやチェア、浮き輪などのビーチ用具のレンタルも可能です。遊泳期間中は、看護師や監視員がおり、クラゲ防止ネット等もはられているので、安心して利用できます。
備瀬崎
備瀬崎は、本部半島の先端にあるシュノーケルが楽しめるスポットです。特に、浜と離れ小島の間で魚がたくさん見られ、シュノーケリングのポイントになっています。潮が引くと、窪地が魚のたまり場になり、シュノーケルでなくてもたくさんの魚を見つけることができるので、小さなお子さんでも楽しめます。
周辺にはトイレや民営のシャワー施設があります。駐車場完備です。また、近くにある備瀬のフクギ並木は、散策スポットとしても人気です。
備瀬海岸
備瀬海岸は、備瀬崎とエメラルドビーチの間にある約1㎞の天然ビーチです。天然ビーチならではの透明な海と綺麗な砂浜を楽しめます。
海水浴場ではないので、クラゲ防止ネットがなく、監視員もいません。遊泳よりも、ゆったりと散歩をしたりサイクリングをしたりする場所としておすすめです。備瀬崎からエメラルドビーチまで、舗装された遊歩道があり、道沿いにはおしゃれなカフェもあります。
崎本部ビーチ
崎本部ビーチは、本部町の西に位置するビーチで、ゴリラチョップと呼ばれる大きな岩が有名です。浅瀬にも沖の方にもサンゴ礁がたくさんあり、多くの魚がサンゴ礁周辺に生息しています。波も穏やかなので、シュノーケルやダイビングをしている方がたくさんいます。
監視員はおらず、クラゲ防止ネット等もはられていないので、海に入る場合は自己責任になります。トイレやシャワー、更衣室が完備されています。
水納島のビーチ
瀬底島のさらに西に浮かぶ島、水納島には、水納ビーチ、西の浜ビーチ、カモメ岩のビーチ、灯台下のビーチという4つのビーチがあります。
水納ビーチが観光地としていちばん人気があるスポットで、透明度の高い美しい海はもちろん、サンゴ礁や熱帯魚、マリンスポーツ、バーベキュー等、様々なアクティビティが楽しめます。観光地として整備されているので、レンタル用品、更衣室やロッカー、シャワー、トイレ、売店等、様々な設備が整っています。
西の浜ビーチは、いちばん西にある天然ビーチで、最高に美しいサンセットが見られる場所です。遊泳設備は整っていません。訪れる人も少ないので、プライベートビーチ感が味わえるかもしれません。
カモメ岩のビーチは、岩場の多い天然ビーチです。海水に浸食された岩と透明度の高い海が特徴です。遊泳設備は揃っていませんが、シュノーケリング上級者が訪れる場所の一つです。
灯台下のビーチは、水納島の灯台の南にある天然ビーチです。さらさらの白い砂浜と透明度の高い海が特徴で、ほとんど観光客も訪れない穴場ビーチになっています。遊泳設備は整っていませんが、シュノーケリングをする人も多い場所です。
本部町の観光スポット一覧
本部町は、観光地として人気のある地域です。沖縄と言えば外せない沖縄美ら海水族館を始め、マリンアクティビティが楽しめるスポットや、桜や大自然に癒されるスポットがあり、海と緑を一気に堪能できる町として知られています。
沖縄美ら海水族館
沖縄観光に来たら必ず行くという人が多い沖縄美ら海水族館です。「沖縄の海との出会い」をテーマに南西諸島・黒潮の海に生きる多種多様な生き物を展示しています。沖縄の自然を感じられる場所です。
営業時間 通常(10~2月)8:30~18:30、夏期(3~9月)8:30~20:00
定休日 不定期
駐車場 無料、電気自動車(EV)の普通充電器あり
入館料 大人2,180円、中人(高校生)1,440円、小人(小・中学生)710円、6歳未満無料
瀬底島
瀬底島は、瀬底大橋を使えば沖縄本島と気軽に行き来ができる島です。白い砂浜と透明度の高いビーチがあり、海水浴シーズンには多くの観光客でにぎわいます。また、ビーチから眺める伊江島や水納島の情景も美しく、特にサンセットは圧巻です。
瀬底島は、周囲約8㎞の小さな島ですが、おしゃれなカフェやリゾートホテルがたくさんあります。
水納島
瀬底島のさらに西にある水納島も、観光地として人気のスポットです。水納島は面積わずか0.56kmの小さな島で、珊瑚礁に囲まれた、エメラルドグリーンの美しい海の上にあります。
上空から眺めると、まるでクロワッサンのような形をしているので、クロワッサンアイランドと呼ばれることもあります。
島へは渡久地港から高速船「ニューウィングみんな」で約15分です。また、水納島ツアーを実施しているホテルもあります。マリンアクティビティが楽しめて、リゾート気分も味わえる島として人気があります。
備瀬のフクギ並木
防風林として家を取り囲むように植えられたフクギが連なった、およそ1kmの並木道が、備瀬のフクギ並木です。沖縄古来の集落と並木道が作り出す空間は、まるでタイムスリップしたかのような感覚になります。
歩いて往復すると30分程ですが、サイクリングや牛車乗りも人気です。
八重岳
八重岳は、沖縄本島で2番目に高い標高453.4mの山です。寒緋桜の名所で、毎年1月には、八重岳のふもとにある「八重岳桜の森公園」で、日本一早い桜まつり「本部八重岳桜まつり」が開催されます。
約500台が停められる駐車場があり、沖縄県屈指の観光名所として知られています。
本部町のカフェ・コワーキングスペース一覧
本部町には、無料で利用できるWi-Fi設備と電源があり、パソコン等を使って作業する環境が整っている場所はあまりありません。カフェ等で作業する場合は、ポケットWi-Fiやテザリングできる端末を持っていくことをおすすめします。
隣の名護市まで足をのばせば、コワーキングスペースが数軒あるので、仕事環境を整えたい方は、名護市のコワーキングスペースを視野に入れることをおすすめします。
ここでは、Wi-Fiが無料で利用できるカフェを紹介します。
スターバックスコーヒー 沖縄本部町店
全国展開しているスターバックスコーヒーです。【スターバックスコーヒー 沖縄本部町店】は、海洋博公園の近くなので、公園の緑や海が見えます。景色を楽しみながら作業がしたい人におすすめです。
また、朝は7時開店なので、朝早くに作業がしたい人にもぴったりです。
営業時間:7:00~22:00
定休日:不定休
駐車場:あり
COFFEE SENTI コーヒーセンティ 本部町店
【COFFEE SENTI コーヒーセンティ 本部町店】は、2021年7月にオープンした本格的なコーヒーが飲めるカフェです。隣にはカレー屋さんを併設しています。
店内は広々としているので、解放感があります。美味しいコーヒーを飲みながら静かな環境で作業したい人におすすめです。
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日
駐車場:あり
本部町のお祭り、イベント、花火は?
本部町では、様々なイベントが開催されています。「本部海洋まつり」、「海洋博公園花火大会」、「もとぶ八重岳桜まつり」は、今年それぞれ50回目、45回目、45回目の開催で、長年親しまれてきたお祭りです。「もとぶ八重岳新緑まつり」は今年3回目の開催だった新しいお祭りです。
本部海洋まつり
【本部海洋まつり】は、2023年7月に50回目の開催となった長年親しまれている大きなお祭りの一つです。
2日間の開催で、町内の小学校音楽部や中学校吹奏楽部による演奏を始め、エイサーやダンスパフォーマンスといった様々なステージ発表、カヌー体験等が行われます。また、2日とも夜には花火が打ち上げられます。
海洋博公園花火大会
【海洋博公園花火大会】は、海洋博公園で開催される沖縄県内最大級の花火大会です。約1万発の花火が約40分かけて夜空を彩ります。
エメラルドビーチには、5,000人分の有料エリアが設けられるほど、たくさんの人が集まります。例年約3万9,000人の来場者数を記録しています。
もとぶ八重岳桜まつり
「ひとあし、お咲きに」をキャッチフレーズに開催される日本一早咲きの本部町八重岳の桜まつりです。毎年1月中旬から2月上旬頃に開催されます。2024年は、1月20日~2月4日に開催予定で、1月20日と21日にはステージイベントも行われる予定です。
もとぶ八重岳新緑まつり
【もとぶ八重岳新緑まつり】は、2023年に第3回目を迎えた新しいお祭りです。2023年は、3月18日~3月31日に開催されました。
桜の季節とは違った、緑いっぱいの八重岳を楽しむことができます。植物観察会やウォーキング、自転車レースといったイベントが行われます。
本部町がオススメな人とオススメでない人
これまで紹介してきた本部町の特徴をふまえて、本部町への移住がオススメな人とオススメでない人について考えてみました。
オススメな人
本部町は、沖縄ならではのリゾート感を味わいたい人、いつでもマリンアクティビティを楽しみたい人にオススメです。
本部町には、透明度の高い海の美しいビーチがたくさんあり、観光客向けに整備されたビーチから穴場の天然ビーチまで様々です。すぐビーチに行ける環境に住みたい人にはぴったりです。
また、マリンアクティビティが充実しています。例えばシュノーケルをするビーチを選ぶ時、波の穏やかな初心者に優しいビーチもあれば、岩場の多い上級者向けのビーチもあるので、自分に合った楽しみ方ができます。バナナボートやパラセーリング等、お馴染みのマリンスポーツが楽しめるビーチもあります。
海の見える物件も見つかりやすい町なので、リゾート感あふれる生活を求める人に特にオススメです。海を身近に感じながらのびのびと子育てがしたい人にもオススメできます。
オススメでない人
本部町は、静かな環境に住みたい人、海の近くには住みたくない人にはオススメできません。
本部町は観光地としても有名なエリアなので、時期によっては多くの観光客が訪れます。特に美ら海水族館や瀬底島、八重岳桜まつりに訪れる人が多く、周辺の道路では渋滞が起こることがあります。そのため、静かな環境に住みたい人にとっては、音や人の多さが気になるかもしれません。
また、海が近い物件が多いので、湿度の問題等に敏感な人にとっては合わない可能性があります。物件選びには注意が必要です。
まとめ
今回は、沖縄移住先としての本部町について紹介しました。
本部町は、透明度の高い海が身近にあり、マリンアクティビティが充実した魅力的な町だということが分かりました。プライベートビーチのような、人の少ない天然ビーチもありました。沖縄ならではのリゾート感を味わいながら過ごしたい人にはぴったりの町ですね。
そして、町内には沖縄県屈指の大きなお祭りの開催地があり、観光スポットやイベントも多くあります。沖縄らしさを感じながら、にぎやかな暮らしができそうです。
いかがだったでしょうか。沖縄移住先として、本部町をぜひ検討してみてくださいね。