本島中部での住みやすさ

沖縄移住先に北中城村は?住みやすさ・環境・メリット・デメリットを解説

日本で一番南にある沖縄県は、1年を通して温暖な気候で冬でも過ごしやすく、海に関するアクティビティが充実しています。また、本土とは違った独自の文化や風土が今も色濃く残っているところが魅力的ですよね。

中でも北中城村は、各地に残された文化財から歴史が感じられる、自然豊かな村です。また、女性長寿日本一の村としても知られています。近年では、大型商業施設ができたことで、都市機能も充実してきています。

そんな沖縄県北中城村に移住を考えているけれど、

・北中城村がどんなところなのか、詳しく知らない
・買い物するところや病院はある?
・仕事は見つけやすいの?
・子育てしやすい環境なの?

といった不安をお持ちではないでしょうか。

この記事では、沖縄県北中城村に移住を考えている方に向けて、北中城村の人口や交通、家賃等に関する基本情報から、教育支援、病院、買い物スポット、求人情報、コワーキングスペースといった詳しい情報まで、徹底調査してまとめています。

また、北中城村の観光スポットやイベント等のお楽しみ情報も紹介しています。ぜひ、沖縄県北中城村への移住を考える際の参考にしてくださいね。

はじめに:北中城村の概要と特徴

 

北中城村の場所と特徴

 

人口 17,941人(令和5年9月現在)
人口密度 約1,575人/㎢
那覇空港までのアクセス 車で約35分
高速バスで約60分
米軍基地 あり(米軍施設「キャンプ瑞慶覧」)

北中城村は、沖縄本島中部地区のほぼ真ん中に位置します。人口17,941人(令和5年9月現在)で、人口密度が日本で1番の村です。北中城村の東側は中城湾に面していますが、村域のほとんどが丘陵地という自然豊かな土地です。

北中城村には、南北に沖縄自動車道が通っており、近くに北中城ICがあります。そのため、那覇空港までのアクセスは非常によく、車を利用すると、約35分で到着できます。

また、北中城村役場から約徒歩3分の高速喜舎場の停留所イオンモール沖縄ライカムから、那覇空港行きの高速バスが出ています。こちらを利用すると、那覇空港に約60分で到着できます。

このように、那覇空港や那覇市内、さらに、沖縄市やうるま市へのアクセスが良いので、ベッドタウンとしても人気の村の一つです。

また、2015年のイオンモール沖縄ライカムの開業と共に、その周辺では都市化が進みました。イオンモール沖縄ライカムの周辺には当時、新築マンションやアパートがどんどん建てられました。

その一方で、歴史や自然を感じることのできる村でもあります。国、県、村の指定文化財が各地に残っており、琉球時代の歴史や文化に触れることができます。また、緑いっぱいの公園や、まだ都市化の進んでいない自然あふれる集落もあります。

北中城村の治安状況

北中城村は居酒屋が少なく、静かな街です。集落には、戸建て住宅が多く、大きな施設はないので閑静です。しかし、イオンモールといった大きな施設には、外国人や観光客が多く訪れるので、その近辺では注意が必要です。

北中城村の騒音状況

北中城村には、沖縄自動車道が通っているので、高速道路近辺では音が気になるかもしれません。しかし、集落は戸建て住宅ばかりで、大きな施設や道路から離れているので、静かに過ごすことができそうです。

北中城村の渋滞状況

北中城村の村内では日常的に渋滞することはほとんどありません。しかし、村の北に位置するイオンモール沖縄ライカムの近辺時間帯によっては渋滞が発生します。また、村内でも村外でも車がないと不便なので、多くの人が車で移動します。渋滞は少なくても、車の量はそれなりに多くなります。

北中城村のメリット・デメリット

北中城村のメリット

北中城村は交通の便が良く、那覇市内は通勤圏内です。しかし、家賃を比較的安く抑えることができるというメリットがあります。

北中城村は、沖縄県中部のほぼ真ん中に位置し、高速道路も通っているので、交通の便が良いです。那覇市内那覇空港へは車を使えば約35分ほどで行くことができ、北中城村の北にある沖縄市うるま市への移動もしやすい場所です。

そして、村内には大型ショッピングモールであるイオンモール沖縄ライカムがあるので、買い物に困ることはないでしょう。食料品はもちろん、イオンモールには様々な専門店が入っているので、好きなブランドの服や雑貨が見つけやすいと思います。

また、村内の移動には、北中城村内を周回するコミュニティバス「グスクめぐりん」が便利です。イオンモール沖縄ライカムから、喜舎場廻りと島袋廻りの2つのルートがあり、一日6便運航しています。

このように、交通の便が良い場所でありながら、他の地域よりも家賃は比較的安くすみます。例えば、那覇市内では1ルームや1Kの物件の家賃相場が5~6万円であるのに対し、北中城村では、4万円台で借りることが可能です。

北中城村のデメリット

北中城村のデメリットは、海を楽しむことができないこと、住む場所によっては騒音が気になるかもしれないことの2点です。

北中城村には、ビーチがなく、遊泳できる場所がありません。また、海沿いの集落もほとんどありません。そのため、海の見える一戸建てや公園といったリゾート感ある場所を求めている人には、物足りないかもしれません。

しかし、海に面した遊歩道があるので、散歩をしながら海を眺めることは可能です。

先ほどメリットとしてあげたイオンモール沖縄ライカムは、観光客もたくさん訪れるところです。静かなところに住みたいと考えている人にとってはデメリットになります。また、高速道路も通っているので、音が気になるかもしれません。

静かな場所に住みたいと考えている人は、イオンモール沖縄ライカムや高速道路から離れた場所を検討すると良いと思います。

北中城村の家賃相場と物件状況

広さ 家賃相場
1ルーム、1K 4万~4.5万円
1DK、1LDK 4.5万~25万円
2DK、2LDK 4.5万~28万円
3DK、3LDK 6.5万~40万円

北中城村の賃貸物件は、中部エリアの中では少ないですが、1ルームから3DK、3LDKの物件まで幅広く扱われています。一人暮らしでもファミリーでも、物件を見つけやすい地域です。アパートやマンションよりも戸建て物件が多くあります。

駐車スペースが2台無料で付いている物件が多く、車や自転車を置くスペースは十分にありそうです。また、ペット可能の物件も複数あります。

月6万円程で住める低価格な物件から、月30万~40万円の高級住宅まであるので、自分の理想に合った物件探しができるでしょう。

北中城村の教育、子育て環境

子育て支援の内容

北中城村は子育て世帯が増えたこともあり、近年、子育て支援に力を入れています。

保育所の数を増やし、待機児童の解消保育士の確保に積極的に取り組んでいます。沖縄県の市町村別待機児童数を見ると、平成29年度に71人だった待機児童は、令和5年4月には8人まで減っており、子育てをしながら働きやすい環境が整ってきていることが分かります。

また、令和5年4月より村役場にこども園係が新設されたので、保育所や幼稚園に関する手続きや相談がより一層しやすくなるでしょう。

さらに、親子の交流や情報交換を目的とした子育てサロンや、育児相談や発達相談もできる子育て支援センターがあるので、初めての子育てでも気軽に相談できる環境です。

子ども医療費の助成も充実しており、0歳から中学校卒業までのお子さんの通院・入院にかかる医療費が無料です。入院時の食事療養費も助成対象になっています。

公園の数や状況

北中城村には、子どもの遊び場になる公園がいくつかあります。特に人気がある公園が、中城公園です。中城公園は、北中城村の南に位置し、隣の中城村にまたがる広い公園です。遊具が多く、広い芝生や整備された道もあるので、思い切り遊んだり、散歩したりと、とことん遊べます。広い駐車場も完備されています。

沖縄県総合運動公園も、北中城村にあります。こちらもお隣の沖縄市をまたいだとても広い公園です。大きな遊具、キャンプやBBQができる広場、ボート、バスケットコート等があり、子供から大人まで思いきり楽しめる公園です。こちらの公園にも広い駐車場があります。

また、海の近くの公園では、渡口多目的広場しおさい公苑といった、イベントがよく開催される公園があります。緑が多く森がある若松公園は、虫捕りが楽しめる公園です。

他にも、ちょっとした遊具や広場のある小さな公園がいくつかあります。小さなお子さんとちょっとした公園遊びに最適です。

保育園・幼稚園一覧

  • 喜舎場保育所
  • つなぐ認定こども園
  • 百登保育園
  • もりのなかま保育園 北中城園
  • 認定こども園ライカム煌保育園
  • もりのなかま保育園 喜舎場園
  • ピーターパン沖縄ライカム
  • ちきーと保育園屋宜原園
  • リトルエンジェルズ
  • キッズキャンパス
  • わくわく未来こども園ハーモニーキッズオキナワ
  • クリエイティブ マインド インターナショナルプレスクール
  • みらいっぽ保育園
  • なかま結保育園
  • もりのなかま保育園喜舎場ひよこ園
  • みどりのひだまり保育園Baby
  • みどりのひだまり保育園Kids
  • 北中城村立北中城幼稚園
  • アリス幼稚園
  • すてらこども園

小学校一覧

  • 北中城村立島袋小学校
  • 北中城村立北中城小学校
  • 私立沖縄三育小学校

中学校一覧

  • 北中城村立北中城中学校

高校一覧

  • 沖縄県立北中城高等学校

大学・専門学校一覧

  • 学校法人大庭学園 ソーシャルワーク専門学校

北中城村の病院一覧(歯科以外)

北中城村の買い物スポット一覧

北中城村には、大きな商業施設とスーパーマーケットがあります。食品や日用品、衣料品など、日常的に利用するものはもちろん、家具や雑貨、電化製品といった大きな買い物も、村内で済ませることができます。

イオンモール沖縄ライカム

2015年にできた沖縄県唯一のイオンモールで、北中城村の北の方に位置します。約4000台が停められる駐車場があります。沖縄自動車道の北中城ICから車で約10分という好立地にあるので、県内各地から地元の方だけでなく、観光客もよく立ち寄る場所です。

広い敷地に約230店舗のショップが立ち並び、有名ブランドから沖縄ブランドまで豊富なバリエーションのアイテムを取り扱っています。また、ショッピングモール内に水族館のような大きな水槽があったり、週末にはステージやライブイベントをやっていたりと、ショッピングついでに楽しめるものがたくさんあります。

イオンスタイル ライカム

こちらは、イオンモール沖縄ライカムの中にあるスーパーマーケットです。2021年4月に大規模改装をしてリニューアルオープンしました。

売り場を拡大した銘店コーナー、メンズやレディースからベビー・キッズまで幅広く取り扱う衣料品コーナー、ランドセル売り場、暮らしの品売り場、食品売り場など、多様なアイテムを取り扱っています。

また、リニューアルに伴い2.5倍も広くなったアミューズメント施設「モーリーファンタジー」や、デジタル遊具を扱う「スキッズガーデン」があるので、お子さんの室内遊び場としても人気の場所です。

熱田スーパー

北中城村の熱田にある、昔ながらのスーパーです。地元の方向けのこじんまりとしたスーパーで、本土にはない、地元の方が使う調味料や食材が安く手に入ります。

サンエーV21 食品館 島袋店

食品を買うのにちょうどよいスーパーです。北中城村の一番北に位置する島袋にあります。品揃えがよく、総菜も充実しており、地元の方もよく利用するスーパーです。

北中城村の求人状況

北中城村の求人は、イオンモール沖縄ライカムがあることで、他の町村に比べて多くなっています。ライカム地区の発展や、子育て環境の整備により、求人情報も増えているようです。

全体的な求人数と多い仕事

令和5年10月の時点で、ハローワークの求人情報では約200件、求人ボックスやIndeedでは500件を超える求人情報がありました。県内の町村の中だと、求人情報が多い地域です。

仕事内容としては、イオンモール沖縄ライカム内のショップ関連がいちばん多く見られます。イオンモール沖縄ライカムには多種多様のショップがあるので、アパレル系、飲食店スタッフ、映画館や雑貨店のスタッフ等、様々な求人があります。

また、幼児教室の講師やスポーツクラブのインストラクターといった仕事もあります。さらに、保育士や看護師、介護士の求人も多く見られます。

短期アルバイトからパート、正社員まで、様々な雇用形態があるので、自分に合った仕事が見つけやすいのではないでしょうか。

給料の相場

求人ボックスによると、2023年10月の求人情報をもとに算出した正社員の平均年収は約343万円で、沖縄県の平均年収と比較すると高い傾向にあります。月給で換算すると29万円です。

正社員の給料は、年収約300~370万の求人が多くなっています。中には500万を超えるものもあり、経験やスキルによって年収の幅は比較的あるようです。

派遣社員の平均時給は1,178円、パート・アルバイトの平均時給は929円です。派遣社員は、時給1,000円~1,500円くらいのものが多いようです。アルバイトは、1,000円以下のものが多いですが、中には1,500円くらいの求人もあります。こちらも、経験やスキル、仕事内容によって幅があるようです。

北中城村のビーチ一覧

北中城村には、遊泳可能なビーチがありません。ここでは、海の見える遊歩道を紹介します。

沖縄総合運動公園前のビーチ

こちらは、沖縄総合運動公園の南部に位置するビーチです。遊泳はできませんが、沖縄の海を一望することができます。散歩コースにおすすめです。

 

 

美崎海岸

沖縄総合運動公園近くにある美崎海岸も、遊泳はできませんが、海沿いの遊歩道があり、海を眺めながらの散歩におすすめのビーチです。駐車場はないので、近くにある沖縄総合運動公園に停めるのが便利です。

 

 

北中城村の観光スポット一覧

北中城村には、文化財が各地に残っており、観光スポットとして人気があります。周回バス「グスクめぐりん」もあるので、車がなくても観光スポットをめぐることが可能です。

世界遺産の中城城跡をはじめ、国の重要文化財、その他にも県や村の文化財がたくさんありますが、中でも有名な観光スポットを4つ紹介します。

世界遺産 中城城跡

日本が誇る世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つ、中城城跡です。国指定史跡や日本100名城にも選定されています。沖縄にある約300の城跡の中で、綺麗に城壁が残っているのは、中城城跡だけだそうです。

近くには中城公園があり、広い駐車場が完備されています。

国指定重要文化財 中村家住宅

中村家は十八世紀中頃に建てられたと言われる家屋です。戦前の沖縄の上層農家の暮らしを今に伝える国の重要文化財に認定されています。建物もお庭も、とても綺麗に残っています。

鎌倉・室町時代の日本建築ではありますが、各部に特殊な手法が加えられて、独特な住居建築になっているのも特徴です。

荻堂貝塚

沖縄の先史時代の遺跡で、荻道集落の北側、琉球石灰岩丘陵崖下に形成された3,000年~3,500年前の貝塚です。1919年(大正8年)に発掘調査が行われ、三枚の堆積層から土器、石器、貝殻、イノシシの骨などが発見されています。荻堂貝塚で出土した土器は荻堂式土器と呼ばれます。

荻堂貝塚は、1972年(昭和47年)に、国の史跡に指定されています。

イオンモール沖縄ライカム

買い物スポットとしても紹介したイオンモール沖縄ライカムは、沖縄県の観光スポットとしても名を連ねます。

店内には、まるで小さな水族館のような大きな水槽があります。また、沖縄ならではのエイサー等の様々なイベントが催されています。そして、沖縄ならではのお土産や、洋服、雑貨などのアイテムが手に入ります。このように、沖縄のリゾート感を味わうことができるので、観光客が多く訪れる場所の一つになっています。

北中城村のカフェ・コワーキングスペース一覧

リモートワークの方にとって、自宅以外の仕事ができる場所が必要な時があると思います。ここでは、北中城村内の電源があるカフェやコワーキングスペースを紹介します。

howlive イオンモール沖縄ライカム店

イオンモール沖縄ライカム内にあるコワーキングスペースです。個室で、10名まで着席可能です。一人でのワークスペース、グループでのミーティングなど、様々なニーズに応えてくれます。15分単位から月額会員まで、自分に合ったプランを選ぶことができます。

飲食は持ち込み自由で、冷蔵庫やキッチンがあるので自炊もできます。コーヒーの飲み放題や水やお菓子のサービスもあります。

イオンモール沖縄ライカム内なので、仕事の前後で買い物することはもちろん、映画を観たり遊んだりできてしまうという、多様な利用の仕方が可能な環境です。

あやかりの社2F 喫茶室「Rainbow Terrace」

あやかりの社は、図書館にキャンプ場を併設した生涯学習を支援する施設です。こちらの施設の2階にある喫茶室「Rainbow Terrace」に、電源のある席があります。とても見晴らしが良く、くつろげる空間として人気の場所です。

11:30~15:00がランチタイムで、ランチタイムメニューも豊富に取り揃えられています。ドリンクラストオーダーは、平日は17:30、土・日が19:30です。平日はあまり混まないそうなのでおすすめです。

ニュー・キタナカ

こちらは、住宅街の奥にあるカフェです。レトロな空間で、レコードから流れる懐かしの音楽を聴きながら、思い思いの時間を過ごすことができます。

店内はいくつかの空間に仕切られており、地べたに座るフローリングにラグを敷いた席や、落ち着いたソファー席、椅子とテーブルの席など、好きな席を選べます。電源はほとんどの席にあるそうですが、確認の上、ご利用ください。

キッズルームが完備されており、ペット同伴での利用もできます。仕事だけでなく、ママ同士のお茶会や、友人、恋人とゆっくり過ごす場としても最適なカフェです。

北中城村のお祭り、イベント、花火は?

北中城村のいちばん大きなお祭りは、北中城まつり北中城村青年エイサーまつりです。毎年、旧盆の時期に合同開催されており、1日目に「北中城まつり」、2日目に「北中城村青年エイサーまつり」が行われています。2023年は10月7日8日に開催されました。開催場所は、しおさい公苑です。

1日目は、組踊「執心鐘入」という、村の伝統芸能がメインのプログラムで、その他にも地域の団体や小中学校の子供たちが様々な演舞を発表します。夜には約15分にわたって迫力満点の花火が打ち上がり、色鮮やかな大輪の花が視界いっぱいに広がります。

2日目は、村内青年会のエイサーを中心として、子供から大人までたくさんの団体がエイサーを披露します。また、前週祭として、2023年は10月1日に、イオンモール沖縄ライカムにて、村内の青年会2団体が、エイサーを披露しました。

北中城村がオススメな人とオススメでない人

これまで紹介してきた北中城村の特徴をふまえて、北中城村への移住がオススメな人オススメでない人について考えてみました。

オススメな人

北中城村への移住は、都市部から離れた自然豊かなところに住みたいけれど、交通や買い物の便が良いところに住みたいという人にオススメです。

北中城村は、自然が多く静かな集落が多く残る村です。伝統芸能を大切にしたお祭りも行われており、沖縄の伝統を感じることができます。また、文化財が多く残されており、琉球時代の歴史や文化も感じられる土地です。

昔ながらの伝統や文化を感じられる村でありながら、那覇市や沖縄市といった大きな市への移動はしやすい場所です。北中城村には沖縄自動車道が南北に通っており、ICも近くにあります。車を使えば35分で那覇市内へ行くことができるのです。

また、イオンモール沖縄ライカムがあるため、買い物に困ることはありません。食品や日用品から、家具や家電などの大型家具、娯楽のためのショッピングまで、幅広い買い物が可能です。

このように北中城村は、伝統や文化、自然を感じられる暮らしと、交通や買い物の便の良さが両立した村だといえます。このような環境で仕事がしたい人、セカンドライフを送りたい人、そして、自然豊かな土地で子育てがしたいという子育て世帯にもオススメです。

オススメでない人

反対に、都市部に住みたいという人や、沖縄県ならではの海のリゾート感を求めている人には、北中城村への移住はオススメしません。

やはり、那覇市のような都市ではないので、小中学校が近い、バスが多い、買い物する場所がすぐ近くにある、というわけではありません。とにかく利便性を求めている人にはオススメできません。

また、北中城村には遊泳できるビーチがなく、海沿いの集落も少ないです。海に関するアクティビティや、リゾート感を味わいたい場合は、他の市町村へ移動しなければなりません。海のすぐ近くに住みたい、すぐに海で泳げる環境がいいという方は、満足できないかもしれません。

まとめ

今回は、沖縄移住先としての北中城村について紹介しました。

北中城村は、自然豊かで、伝統や文化が感じられる魅力的な村です。また、女性長寿日本一の活気のある地域として知られています。その一方で、那覇市内への交通の便が良く、村内に大型商業施設ができたことで、人口が増えている地域でもあります。

子育て支援の環境も整ってきており、求人情報も増えているので、ファミリー世帯が増えてきていることも特徴の一つです。自然や文化を残しながら、これからも住みやすくなるよう開発が進む地域と思われます。

いかがだったでしょうか。沖縄移住先として、北中城村をぜひ検討してみてくださいね。