沖縄県今帰仁村は、飛び抜けて透明度が高い海と真っ青な空が作り出す美しい景観と、少し内陸に入れば緑豊かな手つかずの自然がある、魅力あふれる村です。ゆっくりとした時間と癒しを求めて観光に訪れる人も多くいます。
そんな沖縄県今帰仁村に移住を考えているけれど、
・今帰仁村ってどんなところなの?
・買い物するところや病院はある?
・仕事は見つけやすいの?
・子育てしやすい環境なの?
といった不安をお持ちではないでしょうか。
この記事では、沖縄県今帰仁村に移住を考えている方に向けて、今帰仁村の人口や交通、家賃等に関する基本情報から、教育支援、病院、買い物スポット、求人情報、コワーキングスペースといった詳しい情報まで、徹底調査してまとめています。
また、今帰仁村のビーチや観光スポット、イベント等のお楽しみ情報も紹介しています。ぜひ、沖縄県今帰仁村への移住を考える際の参考にしてくださいね。
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はじめに:今帰仁村の概要と特徴
今帰仁村の場所と特徴
人口 | 9,343人(2023年4月現在) |
人口密度 | 約230人/㎢ |
那覇空港までのアクセス | 車の場合:高速道路で約1時間半、一般道で約2時間 バスの場合:高速バス「やんばる急行」で約3時間 |
米軍基地 | なし |
今帰仁村は、人口9,343人(2023年4月現在)で、人口、人口密度共に、沖縄県内では多くもなく少なくもない数です。
今帰仁村は、沖縄県の北部に位置し、北西は海に囲まれています。のどかな農村風景と、澄んだ青色の美しい海が特徴です。世界遺産の今帰仁城跡や、ハートロックのある古宇利島といった、沖縄県屈指の観光地があります。
村内の中央には、国道505号線が走っており、名護市や沖縄美ら海水族館のある本部町にアクセスしやすい場所です。
那覇空港へは、隣の名護市から沖縄自動車道を使えば、約1時間半で移動することができます。一般道を使った場合は、約2時間ほどかかります。また、今帰仁村には高速バス「やんばる急行」が走っており、こちらを利用しても那覇空港へ行くことができます。
今帰仁村の治安状況
今帰仁村には米軍基地がなく、治安の良い地域として知られています。2021年には、治安維持の拠点として、今帰仁交番が開所されています。観光客が多い古宇利島にも、警察の巡回があるので安心です。
今帰仁村の騒音状況
今帰仁村の騒音問題は、ほとんどありません。高速道路などの大きな道路はなく、大規模な施設もないので、車や人の多さによる騒音は心配ないでしょう。
今帰仁村の渋滞状況
今帰仁村では、日常的な渋滞は発生しません。しかし、ゴールデンウィークといった大型連休や夏休みの時期になると、世界遺産の今帰仁城跡や隣町の美ら海水族館へ向かう車によって、国道505号線で渋滞が起こることがあるので注意が必要です。
今帰仁村のメリット・デメリット
今帰仁村のメリット
今帰仁村のメリットは、美しい天然ビーチが数多くあること、そして自然豊かな環境でのんびりと過ごせることです。
今帰仁村には、手つかずの天然ビーチがたくさんあります。どのビーチも、白い砂浜と透明度の高い海が特徴で、まさにリゾート感を味わうことができます。また、自然が作り出した特徴的な岩や砂浜が、沖縄らしい海を感じさせてくれます。
さらに今帰仁村には、手つかずの自然もたくさん残されています。昔ながらの沖縄を感じながら過ごすことができます。そして、交通量の多い大きな道路も少なく、騒音や治安に関しては安心して生活できる地域です。
このように今帰仁村は、美しい大自然に囲まれ、青く透き通った海に癒され、そして静かにゆっくりとした時間を過ごすことができる村なのです。
今帰仁村のデメリット
今帰仁村のデメリットは、病院が少ないこと、交通の便があまりよくないことが挙げられます。
今帰仁村内には、総合病院と診療所が1軒ずつありますが、それ以外にはありません。病院に近いところに住みたい場合は、注意が必要です。
また、小児科や眼科など、お子さんのかかりつけ医を探す際は、隣の名護市や本部町に通うことも視野に入れた方が良さそうです。
今帰仁村は、琉球バスが村内を走ってはいますが、本数が少なく、バス停も多くはないので、交通の便が良いとは言えません。移動には車がないと不便です。海の近くには舗装されていない道路もあります。
交通の便が良いところに住みたい場合、今帰仁村は不便に感じるところが多いかもしれません。
今帰仁村の家賃相場と物件状況
広さ | 家賃相場 |
1ルーム、1K | ー |
1DK、1LDK | 3.5万円~4万円 |
2DK、2LDK | 3.9万円~6.5万円 |
3DK、3LDK | 5.1万円 |
今帰仁村の賃貸は他の市町村に比べて少なく、令和5年11月の時点で、1ルームや1Kの物件は見つからず、3DKや3LDKの物件はほとんどありませんでした。全体的に、2DKや2LDKの物件が多く探しやすくなっています。
家賃は、1DKや1LDKの物件は4万円くらい、2DKや2LDKの物件は5万円前後です。他の市町村に比べてかなり安くなっています。
今帰仁村にはアパートやマンションだけでなく、一戸建ての賃貸もあります。古宇利島でも一戸建ての物件を見つけることができます。海の綺麗な今帰仁村で、リゾート感あふれる暮らしができそうですね。
今帰仁村の教育、子育て環境
子育て支援の内容
今帰仁村には、独自の子育て支援金があり、お子さんが増えても子育てしやすい環境が整えられています。
子ども医療費の助成は、0歳から中学校卒業までのお子さんが対象で、通院・入院にかかる医療費の窓口負担が無料になります。また、入院中の食事等も助成の対象です。
今帰仁村では、児童手当とは別に、「今帰仁村すこやか子育て支援金」を支給しています。この支援金は、対象児童の出生の日の1年以上前から今帰仁村に住民登録(外国人含む)をしている人で、出生後6ヶ月以上養育又は、監護している人に受給資格があります。
第1子 20,000円、第2子 30,000円、第3子 70,000円、第4子以降 100,000円と、お子さんが増えると支援金も増えるので、今帰仁村で子育てしたい方にとっては嬉しい制度ですね。
保育施設は少ないですが、待機児童はここ6年ほど0人になっており、お子さんの預け先で困ることがなさそうです。
また、保育所等に通っていなくても、認定こども園みらい内にある子育て支援センターを無料で利用することができます。子育て中の悩みを相談したり、他のママ・パパと情報交換を行ったり、友達を作ったりすることができます。
さらに、「おきなわ子どもククルーム」という、小学生から18歳までの子どもを対象にした相談サービスがあります。これは、お子さん自身が、だれかにきいてほしい気持ちなど、どんなことでもLineで気軽に相談できるものです。家族や友達以外にも相談できるところがあるのは、お子さんにとっても心強いですね。
公園の数や状況
今帰仁村には、緑あふれる小さな公園がいくつかあります。小さなお子さんを連れてお散歩をするにはちょうどよさそうです。
今帰仁村総合運動公園は、村内でいちばん大きな公園で、芝グラウンド、温水プール、テニスコート、多目的広場、体育館等のスポーツ施設が集積されており、様々な大会が行われます。この公園には、様々な遊具が設置された広場もあるので、小さなお子さんから小学生も楽しめます。
保育園・幼稚園一覧
- 今帰仁保育所
- 認定こども園みらい
- 認定こども園まほろば保育園
- あめそこ保育園
- おとわキッズ園
小学校一覧
- 今帰仁村立今帰仁小学校
- 今帰仁村立兼次小学校
- 今帰仁村立天底小学校
中学校一覧
- 今帰仁村立今帰仁中学校
高校一覧
- 沖縄県立北山高等学校
今帰仁村の病院一覧(歯科以外)
今帰仁村の買い物スポット一覧
今帰仁村には、スーパー、鮮魚店や園芸センターがあり、食品や日用品は村内で買い物することが可能です。どのお店も大きくはありませんが、地元の方にとって買い物しやすいスポットになっています。
きなスーパー
出典:美らタウン沖縄
【きなスーパー】は、朝7時から夜は22時までやっているローカルスーパーです。コンビニより少し大きめの店内には、地元もの野菜や果物、沖縄県産加工品、総菜も取り扱っています。品揃えが良くて安いので、地元の方に人気のスーパーです。
タウンプラザかねひで 今帰仁桜市場店
出典:DEEokinawa
【タウンプラザかねひで】は、沖縄県内に店舗を展開している地元密着型のスーパーです。【タウンプラザかねひで 今帰仁桜市場店】は朝9時から夜は23時までと夜遅くまでやっています。
オープンしたばかりの新しい店舗で、セルフレジなどの新しい設備も整っています。品揃えも良く、沖縄ならではの品が安く手に入ります。駐車場も広いので、便利なスーパーです。
北山商店
出典:美らタウン沖縄
【北山商店】は、美ら海水族館から近い国道505号線沿いにあるスーパーです。野菜や果物、刺身、お弁当、総菜、生活用品まで揃います。特に、お酒の品揃えが良いので、地元の方もよく利用するそうです。
また、カフェが併設されており、ゆっくりとした時間を過ごすこともできます。
Aコープ 今帰仁店
出典:美らタウン沖縄
【Aコープ 今帰仁店】は、JAおきなわのスーパーです。「Aコープオリジナルブランド」と呼ばれる、国内産原材料に徹底的にこだわった商品を売っています。また、地元の農家の方が持ち寄った新鮮な野菜や地元の果物がたくさん販売されています。
諸志共同売店
出典:今帰仁村観光協会
【諸志共同売店】は、国道505号線沿いにある、古き良き沖縄・やんばるの歴史が感じられる趣のある建物のお店です。美ら海水族館や今帰仁城跡へ向かう観光客もよく立ち寄るスポットになっています。
お弁当や日用品、飲料等が手に入ります。日によって置いているものがちがうこともあるようです。イートインスペースもあり、地元産のコーヒー豆を使った料理がいただけます。
今帰仁の駅 そーれ
【今帰仁の駅 そーれ】は、地元の女性12人のメンバーが起業した施設で、農産物の直売所、加工施設、レストランを併設しています。地元で取れた農産物やお弁当、お惣菜、サーターアンダギー等の手作りお菓子、お土産等が安く手に入ります。
今帰仁産の原料を使用したサーターアンダギーは、オープン当初から人気で、遅い時間には売り切れてしまうほどです。
今帰仁村の求人状況
今帰仁村の求人は、求人情報サイトを見ると、多くの求人が見つかります。正社員から派遣社員・アルバイトまで、様々な雇用形態があります。
全体的な求人数と多い仕事
令和5年11月の時点で、ハローワークの求人情報では約40件、Indeedでは約600件程の求人情報がありました。他の市町村に比べると少ない数です。
仕事内容としては、介護士の求人が目立ちます。他にも、保育士、看護師、店舗スタッフ、技術職、単純作業など、多様な仕事があります。また、ホテルスタッフや、リゾート施設のスタッフなど、観光地ならではの仕事も見つけることができます。
給料の相場
求人ボックスによると、2023年10月の求人情報をもとに算出した正社員の平均年収は平均年収は約331万円で、沖縄県の平均年収と比較すると高い傾向にあります。月給で換算すると28万円です。
正社員の給料は、年収約300万円の求人が多くなっており、給料の幅は約240〜540万円と比較的狭い傾向にあります。経験やスキルによる年収の差はあまりないようです。
派遣社員の平均時給は約1,200円、パート・アルバイトの平均時給は約920円です。派遣社員は、時給1,200円前後のものが多いようです。アルバイトは、1,000円以下のものが多く、派遣社員に比べて時給が全体的に低いです。
今帰仁村のビーチ一覧
今帰仁村には、手つかずのビーチが数多く残っており、透き通った美しい海を楽しむことができることで知られています。多くの観光客が集まる人気で知名度の高いビーチから地元の方が遊ぶ穴場ビーチまで様々です。
長浜ビーチ
今帰仁村で一番有名な天然ビーチです。約300メートル続く白い砂浜は、きめ細かな砂なのでとてもさらさらしています。そして、透き通った青い海と、遮るものが何もない青空が広がります。
天然ビーチなので、監視員やクラゲ侵入防止のネットといった安全面のための設備、トイレやシャワー、更衣室もありません。浅手が多いので子供の遊泳もできますが、注意が必要です。しかし、人が少ない穴場ビーチなので、広々とした砂浜と海を楽しめますよ。
シバンティーナ(親泊海岸)
今帰仁村で最も西側に位置するビーチです。砂浜は東西一直線にのびたロングビーチで、こちらも人の少ない穴場スポットになっています。海の中に巨大な岩が見える様子は、まさに沖縄の海という感じです。
引き潮時には潮溜まりにカラフルな熱帯魚が見られるので、小さな子供も楽しめます。また、近くにはカフェやレストランがあるので、ランチや休憩にもぴったりです。
しかし、こちらのビーチも公共の海水浴場ではないので、トイレやシャワー、更衣室などはありません。監視員やクラゲ侵入防止のネットもないので、遊泳の際には注意が必要です。
白浜ビーチ/サダハマビーチ(赤墓ビーチ)
水の透明度が他のビーチよりも高く、県内でも特に美しいと言われているビーチです。観光客がほとんど訪れないので、人も少なく、プライベートビーチのような場所になっています。
近くの駐車場から入り、右側が赤墓ビーチ、左側が白浜ビーチと言われています。こちらのビーチにもトイレやシャワー、更衣室がなく、監視員やクラゲ侵入防止のネットもありません。遊泳している人はほとんどいません。泳ぐよりは散歩をしたり眺めたりして楽しむのがおすすめです。
村民の浜
今帰仁総合運動公園から降りた場所にある人工のビーチです。村民の浜は、出入り口が一カ所のみでゲートがあります。入場は無料ですが、時間規制があります。
また、トイレやシャワー、更衣室がありますが、使える期間が決まっています。期間外は、総合運動公園にあるトイレを使うと便利です。手洗い場と足洗い場は通年使うことができます。
村民の浜の海も透明度が高く、きれいです。公共の海水浴場ですが、観光客はほとんどおらず、地元の方の憩いの場所となっています。比較的穏やかな遠浅なので、海水浴やシュノーケリングを楽しみたい方におすすめです。
ウッパマビーチ
ウッパマとは沖縄の言葉で「大きな浜」のことで、その名の通り白砂のロングビーチの長さは約1kmにも及びます。遊泳期間は4~9月の9時~18時となっており、この期間には、ハブクラゲ侵入防止ネットや監視員も配置されるので安心して利用できます。
リゾートホテル・ベル・パライソと繋がっており、ホテルのエントランスで駐車料金(500円)と施設使用料(300円)を支払うと、ビーチのほかに、シャワー、トイレ、そしてプールまで利用可能になります。また、ホテルで申し込むと、ジェットスキーやシーカヤック等のマリンスポーツも楽しめます。
古宇利ビーチ
古宇利大橋のたもとにある透明度抜群の海水浴場です。浜から見える古宇利大橋と美しい海が絶景スポットになっています。遊泳可能時間は9:00~18:00で、期間限定でクラゲ侵入防止ネットが張られます。監視員がおり、トイレやシャワー、売店もあります。
本島から車で行けるようになったので、観光客が増えており、時期によっては人が多く賑わいます。パラソルやデッキチェア等もレンタルできるので、気軽に楽しめる観光スポットとして人気です。
チグヌ浜
チグヌ浜は、浜辺が狭いので遊泳はできませんが、透き通った海と豊かな自然があり、沖縄ならではの美しい海を楽しむことができる古宇利島のビーチの一つです。
この浜は、琉球神話における人類発祥の地として、「始まりの洞窟」とも呼ばれています。また、発掘調査で縄文時代の竪穴式住居も見つかっており、昔から地元の方々が大事にしている神聖な場所でもあります。
トケイ浜
トケイ浜は、古宇利島にある小さな天然ビーチの一つです。この浜一帯の海岸には、円形にぽっかりと穴の空いた岩がいくつか見られます。これは「円筒状空洞地形」という珍しい岩で、世界的にも貴重な自然景観とされています。
ある程度潮が満ちていれば、透明度も高く魚も見られるため、海水浴やシュノーケリングも楽しめます。近くには売店があり、更衣室やシャワーもあるので便利です。クラゲ侵入防止のネットや監視員は配置されていないので、遊泳の際には注意が必要です。
ティーヌ浜
ティーヌ浜は、古宇利島にある天然ビーチの一つで、ハート型の岩があることからハート岩ビーチとも言われる、恋人たちに人気のスポットです。
ビーチまでの道は、坂道や岩が多く足場が悪いので、注意が必要です。駐車場には、トイレ、コインシャワー、パーラー、自動販売機などが設置されています。
今帰仁村の観光スポット一覧
今帰仁村にある人気の観光スポットは、世界遺産の今帰仁城跡と古宇利島です。古宇利島には、1日数便の船でしか行き来できませんでしたが、2005年に古宇利大橋が開通したおかげで、車で気軽にアクセスできるようになりました。そのため、古宇利島には多くの観光客が訪れます。
世界遺産 今帰仁城跡
日本が誇る世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つ、今帰仁城跡は、今帰仁村の東に位置する今泊の標高約100mの高台にあります。
今帰仁城は、13世紀頃に築かれた城で、堅牢な造りをした城壁が特徴です。この城壁は全長1.5㎞、高さは3〜8mで、まるで中国の万里の長城のようだと言われています。
また、今帰仁城跡とその周辺は、毎年1月中旬~2月初旬にかけて桜が咲き誇り、沖縄有数の桜の名所としても人気のスポットです。
古宇利大橋
古宇利大橋は、2005年に開通した古宇利島と名護市の屋我地島を結ぶ全長1,960mの橋です。無料で通行できます。
エメラルドグリーンの海の上を一直線に伸びた長い橋は圧巻で、まるで海の上をドライブしているような気分になります。また、青い海と空、古宇利大橋が作り出す美しい景色は、写真スポットとしても人気があります。
橋の上から見える絶景ポイントはいくつかありますが、橋の途中で車を停めることはできないので注意が必要です。ゆっくりと絶景を楽しみたい場合は、徒歩やレンタサイクルの利用がおすすめです。
ティーヌ浜 ハートロック
ハートロックは、古宇利島の北部に位置するティーヌ浜にあるハート型の岩です。何百年、何千年という長い間、波に浸食されてできました。
白い砂浜と青く澄んだ海の中にハート型の岩が浮かぶ光景はとても美しく、恋のパワースポット、写真スポットとして、恋人たちに人気の場所になっています。また、夕焼けの時間になると、茜色の空をバックに夕焼けに照らされたハート型の岩を見ることができます。
古宇利オーシャンタワー
古宇利オーシャンタワーは、古宇利島にある展望台です。タワーの1階は古宇利島の歴史が展示されている古宇利島資料館、2階と3階は屋内展望フロア、屋上にはオーシャンデッキになっています。
タワーの屋内展望フロアは、古宇利島周辺の青く澄んだ海と空を見渡すことができる絶景スポットです。屋上のオーシャンデッキには「幸せの鐘」呼ばれる鐘があり、鳴らすことが可能です。オーシャンデッキから眺める古宇利島の海もまさに絶景です。
チケット売り場から展望タワーの入り口までは自動運転のカートに乗って移動します。カートでは、音声ガイドが流れ、美しい景色を背景に写真も撮ってくれます。写真は後で購入できます。
古宇利ビーチ
古宇利ビーチは、古宇利大橋のたもとにある海水浴場です。白い砂浜と青い海、まっすぐに伸びた古宇利大橋が作り出す景色は、人気の絶景スポット、写真スポットになっています。
人工のビーチのため波が穏やかで、小さなお子さんでも安心して遊ぶことができます。また、遊泳だけでなく、マリンスポーツも人気です。
ビーチ周辺には、お土産屋、カフェ、レストラン、売店などがあるので、気軽に食事を楽しんだり、必要なものを購入したりすることが可能です。
今帰仁村のカフェ・コワーキングスペース一覧
今帰仁村には、無料で利用できるWi-Fi設備と電源があり、パソコン等を使って作業する環境が整っている場所はあまりありません。カフェ等で作業する場合は、ポケットWi-Fiやテザリングできる端末を持っていくことをおすすめします。
今帰仁村には海の見えるおしゃれなカフェがたくさんあります。ここでは、Wi-Fiが無料で利用できるカフェを紹介します。
カフェフクルビ
古宇利島のティーヌ浜の近くにある老舗のカフェレストランです。2021年にリニューアルオープンしました。1階がカフェ、2階は宿泊できる施設になっています。
海が一望できるので、景色を楽しみながら、のんびりと過ごすことができます。沖縄県産の100%アグー豚のハンバーグが開業当初からの人気メニューで、他にも美味しい沖縄の家庭料理がいただけるカフェレストランです。
Cafe North Mountain
北山商店の隣にあるカフェです。ログハウスのような店内で、コーヒーや漢美健茶、タコスやタコライス、沖縄そばをいただけます。Googleの口コミでは特にタコスが美味しいと人気です。
ランチタイムという枠がないので、いつでも軽食を注文することができます。また、朝は8時30分から営業しているので、朝早くにコーヒーを飲みながら作業することもできますよ。
今帰仁村のお祭り、イベント、花火は?
今帰仁村には、様々なイベントが開催されています。その中から、「今帰仁まつり」、「ちなじゅん祭」、「今帰仁グスク桜まつり」を紹介します。
今帰仁まつり
「今帰仁まつり」は、2日にわたって今帰仁村総合運動公園で行われる、村内でいちばん大きなお祭りです。2023年は4年ぶりの開催で、8月26日と27日に行われ、両日ともに花火が打ち上げられました。
「今帰仁まつり」には、様々なイベントがあり、2023年のステージイベントには、魅川憲一郎さんや大道芸人ちゃんぷるーエンターテイナー・たまんちゅ。さんが出演して盛り上がりました。
また、6時30分から周辺を歩く「早朝健康ウォーキング」や、重さ約300キロのもずくを用意して当日参加者を募る「今帰仁産もずくつかみ取り大会」、「カラオケ大会」等、ユニークなイベントが実施されました。
ちなじゅん祭
「ちなじゅん祭」は、「子どもと仕事を繋ぐお祭り」をテーマに開催される祭りです。2023年は2回目のお祭りで、今帰仁総合運動公園で10月に実施されました。
このお祭りは、今帰仁村周辺を拠点に事業を展開している小さなお店や企業が出店しており、子ども達がお店のお手伝いをすることを通して仕事を学ぶというキャリア教育の場になっています。
今帰仁グスク桜まつり
「今帰仁グスク桜まつり」は、世界遺産の今帰仁場跡で行われるイベントで、2023年は1月20日から9日間、開催される予定です。今帰仁城跡と桜がライトアップされ、幻想的な世界を感じることができます。
今帰仁村がオススメな人とオススメでない人
オススメな人
今帰仁村は、沖縄ならではの海を身近に感じたい人、自然豊かな環境でのんびりと過ごしたい人にオススメです。
今帰仁村には、手つかずの天然ビーチがたくさんあります。どのビーチも、白い砂浜と透明度の高い海が特徴で、まさにリゾート感を味わうことができます。また、今帰仁村の海の近くには、おしゃれなカフェが多く、沖縄ならではの海を楽しみながら食事をしたり休憩したりできます。
さらに、村内の天然ビーチは、観光客が訪れることがほぼないので、地元の方のローカルビーチになっています。ちょっとした散歩や、癒しを求めてビーチに行けば、ほとんど人はおらず、まるでプライベートビーチのように楽しむことができます。
また、今帰仁村には手つかずの大自然が残っており、昔ながらの沖縄を感じることができる村でもあります。世界遺産の今帰仁城跡や、伝統芸能を披露するお祭りからは、琉球の歴史や文化を感じることができます。
このように今帰仁村は、青く澄んだ美しい海を身近に感じながら、歴史や文化、自然を感じて過ごすことができる場所です。今帰仁村は、沖縄の海の近くに住みたい方、自然豊かな土地で子育てをしたいと考えている方、セカンドライフを送りたい方におすすめです。
オススメでない人
反対に、都市部に住みたいという方にはおすすめしません。
やはり、那覇市のような都市ではないので、小中学校が近い、バスが多い、買い物する場所がすぐ近くにある、大型の商業施設があるというわけではありません。特に病院が少ないです。とにかく利便性を求めている人にはオススメできません。
今帰仁村にバスはありますが、本数が少なく、観光地を中心に走っているので、生活をするには車がないと不便です。お子さんがいる場合、学校や習い事が近くにないかもしれないので、送り迎えが必要になることも視野に入れた方が良さそうです。
また、職場が那覇市方面の場合、那覇空港まで高速道路を使っても車で1時間半はかかるので、通勤に不便を感じるかもしれません。
まとめ
今回は、沖縄移住先として、今帰仁村について紹介しました。
今帰仁村は、澄んだ美しい海が身近にあり、豊かな自然に囲まれている魅力的な村だということが分かりました。プライベートビーチのような、人の少ない天然ビーチが数多くあるので、沖縄ならではの海を感じて過ごしたい人にはぴったりの村ですね。
そして、家賃も安く、一戸建ての物件を見つけることができます。都市部のような利便性はないですが、プライベートを大切にしながらのんびりと過ごすことができそうです。
いかがだったでしょうか。沖縄移住先として、今帰仁村をぜひ検討してみてくださいね。