本島南部での住みやすさ

沖縄移住先に那覇市は?住みやすさ・環境・メリット・デメリットを解説

那覇市は沖縄本島の南部に位置し、沖縄県の県庁所在地として人口が最多の中枢中核都市に指定されています。 観光都市としても有名です。

今回は、那覇市にあこがれを持って移住を計画している人に向けて、生活するにあたって知っておきたい「情報」をあらゆる角度から掲載しています。

那覇市の良いところも実態も含めて現実に向き合っていただき、移住計画のお役に立てていただければ幸いです。

はじめに:那覇市の概要と特徴

観光として訪れる「那覇市」は魅力的な南国風な街並みですが、実際に生活の場としてはどうでしょうか?

移住計画を考えるにあたって、気になるのが「治安」であったり、生活する場所や就業など、あらゆる分野が挙げられるので、解説していきたいと思います。

那覇市の場所と特徴

人口 総人口:317,030人(2023.1.1)※1
人口密度 7,673人/km2 ※2
那覇空港までのアクセス 那覇空港から那覇空港国内線まで徒歩約10分
那覇空港国内線からバスに乗り、中心部エリア
「国際通り」までバスで約15分程かかります。
米軍基地 1972年以降は、現在の那覇港湾施設を除いてすべて移設・変換されています。 ※3

※1 人口内訳:※外国人含む
男性:153,666人 女性:163,364人

※2 人口密度:沖縄県では一番密度の多い都市になります。

※3 那覇港湾施設とは

那覇港管理組合が運営しています。那覇港湾施設は、旧称「那覇軍港」と呼ばれ、在日米軍基地の一部ではありますが、現在では、海外・国内と沖縄を結ぶ物流拠点となっています。

那覇市の治安状況

那覇市は沖縄県庁所在地として都会的でありながらも沖縄らしさを感じさせてくれる地域です。那覇市の犯罪発生率は1.34%となっており、東京都の1.56%や大阪府の2.06%と比較すると低い数値で安全性があります。

余談ですが、那覇市は全国で一番、110番通報が多い地域でもあります。原因としては、観光客による交通事故です。那覇市は比較的安全な地域ではありますが、夜の繁華街やエリアなどに注意する必要があります。

那覇市の騒音状況

・軍用機等の騒音について

沖縄タイムスによると、軍用機などの騒音に対する苦情が急増していることが市への取材で明らかにされています。那覇市周辺には那覇空港、嘉手納飛行場、普天間飛行場がある背景が関係しているようです。

2022年1月28日には、嘉手納基地周辺の住民3万5566人が夜間早朝の飛行の差し止めや騒音被害への損害賠償を国に求めて那覇地裁沖縄支部に提訴したことが報じられています。

・平和通り商店街通りの騒音について

那覇市の中心商店街では数年の間に安く酒を提供したり、朝方まで営業する飲食店が増えたことから、泥酔客の騒ぎ声や路上での喧嘩もあり、通報も増えている状況との事です。

尚、平和通り商店街には約20世帯が住んでいます。近隣住民は睡眠を妨げられることもあるとか、悩みは深刻そうです。

那覇市の渋滞状況

国土交通省の「2021年度全国道路・街路交通情勢調査」では、一般道の混雑時の平均走行速度が時速24.8キロとなっており、15年度の調査から1.1キロ悪化しているとのことです。

渋滞状況の要因としては、自家用車の増加や本土の人口増が挙げられています。尚、観光客向けのレンタカーの増加も背景にあるといわれています。

コロナ渦の影響も受けて交通機関の利用が減少した背景もあり、23年度は渋滞緩和に繋がるように国道沿いのバス停にシェアサイクルの乗降書店の設置場所を増やすことを検討しています。

那覇市のメリット・デメリット

青い海が美しい那覇市の街事情は実際どうなのでしょうか?住めば都といえど、実際に住んでみて「こんなはずではなかった」もあるかもしれませんね。

まずは那覇市ならではのメリット・デメリットを確認してみましょう。

那覇市のメリット

那覇市は繁華街が多く、コンビニなど生活するにあたって利便性があり住みやすいです。
観光地も多く、住むだけではなくエンターテインメントとしても楽しめる街です。
県庁所在地なので、用事はほとんど那覇市内で事足ります。

那覇市のデメリット

那覇市は人口が多い上に、車社会なので渋滞をネックに感じている人が多いです。特に、通勤時間帯やゴールデンウィーク、イベントの時は深刻です。しかしながら、那覇市は駐車場の数が圧倒的に少ないのが最大のデメリットといえます。

那覇市の中心部は賑やかですが、少し外れたエリアになると車なしでは移動が難しいです。バスも時間通りに来ないので、不便を感じることもあるでしょう。

那覇市の家賃相場と物件状況

那覇市に移住するとなると先に確認したいのが「住」ですよね。地域によって家賃相場が違うのは那覇市でも共通しています。目安としては次の通りになります。

1ルーム、1K 平均5万4,600円
1DK、1LDK 5万7,700円~10万1,700円
2DK、2LDK 6万2,500円~18万4,800円
3DK、3LDK 17万円4,800円

沖縄はリゾート地としてもとても人気があり、地価上昇率も全国で上位に入っています。よって、家賃の相場も高値になっています。

公示地価 変動率 都道府県ランキング

覇市の教育、子育て環境

2022年の人口動態統計によると出生率は7年連続で減少傾向がみられています。その中で沖縄県は全国1位の出生率1.70%の高さを記録しています。

こども家庭庁によると待機児童数は2023年4月時点で全国で2,680人でした。調査を開始した平成6年以降最も少ないのですが、沖縄県が全国1位の411人となっています。その中でも那覇市は、名護市の56人に続いて多い48人の待機児童数となっています。

不名誉な順位を記録した那覇市ではありますが、那覇市の公式ホームページでは保育所等の空き状況をお知らせしています。

那覇市の保育所等の空き状況

子育て支援の内容

こんにちは赤ちゃん事業

生後4か月までの赤ちゃんがいる全ての家庭を訪問し、子育て支援に関する情報提供や教育環境などの把握を行います。よって、赤ちゃんのいる家庭と地域社会を繋くことにより孤立化を防ぐことを目的としています。

なお、家庭訪問の時には無償で子育てに関する情報冊子を配布しています。

参照先:https://www.city.naha.okinawa.jp/child/syussan/HKOSODA004.html

那覇市まなびクーポン

那覇市では、生活保護世帯や就学援助を受けている世帯、児童扶養手当受給世帯の小学校4年生から6年生の児童を対象に、学習塾代などを助成する「那覇市まなびクーポン」の交付を行っています。

年間最大84,000円分のクーポンを交付することによって、学力向上や子どもの心の成長を目的に活動している事業です。

那覇市ランドセル来館モデル事業

昼間に保護者が仕事などで家を不在にしている家庭の児童を対象に、児童が安心して放課後を過ごせるようにと、居場所を提供することを目的としています。

利用対象は、小学1年生から6年生までとなっており、放課後児童クラブを利用できない児童も対象になります。利用を希望する場合は、面談・登録が必要となります。なお、この事業は2024年3月31日までの実施となります。

参照先:ttps://www.city.naha.okinawa.jp/child/school/KMKYO0012023080.html

那覇市では他にも様々な子育て支援があります。
下のリンク先から確認してみてください。

幼児教育・保育の無償化について
那覇市支援対象児童等見守り強化事業補助金に係る公募について
那覇市放課後児童クラブ一覧
こどものみらい応援プロジェクト推進基金

公園の数や状況

那覇市の公式ホームページによると、那覇市の公園計画面積は188か所となっています。2021年3月時点では176か所と報告されています。実際は地域の公園で安心して子供を遊ばせることができる環境なのか、遊具は?など、気になりますよね。

那覇市のインターネット相談窓口では、公園に関することも相談として寄せられています。実際に市民の声を聴くのが一番の参考となりますので、下記のリンク先をご査収ください。

那覇市インターネット相談窓口

保育園・幼稚園一覧

私立保育所数が81か所で全国144位、沖縄県では1位、0歳児保育を実施している私立保育所が79か所で全国148位、沖縄県ではいずれも1位となっています。

2023年2月の市議会の定例会によると、2022年10月の待機児童は135人と報告されており、前年の同月の143人とほぼ横ばい状態となっているとのことです。

内訳では、0歳児が91人と圧倒的な数になっています。課題としては全国的に深刻な保育士不足が背景にあると述べられています。

那覇市にある保育園・認定こども園の施設の一覧は下記のリンク先から確認できます。

保育園・認定こども園施設一覧|那覇市公式ホームページ

幼稚園一覧

園名 受け入れ年齢
愛児幼稚園 2歳児から5歳児
相愛幼稚園 満3歳児から5歳児
ナザレ幼稚園 満3歳児から5歳児
首里カトリック幼稚園 2歳児から5歳児
光の子幼稚園 満3歳児から5歳児
育英義塾幼稚園 3歳児から5歳児

沖縄県私立幼稚園連合会ホームページ

小学校一覧

那覇市にある小学校は全部で36校になります。

学校名 全体児童数 学級 場所
安謝小学校 591人 28学級 古島駅から1.5km
城東小学校 528人 23学級 首里駅から790m
城北小学校 685人 26学級 儀保駅から429m
城西小学校 672人 27学級 儀保駅から674m
城南小学校 402人 18学級 首里駅から739m
真嘉比小学校 589人 22学級 おもろまち駅から187m
泊小学校 740人 29学級 美栄橋駅から695m
大道小学校 279人 16学級 安里駅から369m
松川小学校 505人 20学級 安里駅から789m
識名小学校 627人 25学級 安里駅から1.5km
壺屋小学校 256人 14学級 牧志駅から84m
若狭小学校 292人 14学級 美栄橋駅から910m
神原小学校 360人 17学級 牧志駅から730m
真和志小学校 482人 23学級 安里駅から1.1km
与儀小学校 283人 15学級 壺川駅から1.3km
城岳小学校 585人 23学級 壺川駅から653m
天妃小学校 437人  20学級 旭橋駅から325m
開南小学校 416人 17学級 県庁前駅から366m
垣花小学校 230人 10学級 奥武山公園駅から463m
小禄小学校 378人 16学級 小禄駅から1.3km
高良小学校 832人 34学級 赤嶺駅から1.2km
宇栄原小学校 614人 24学級 小禄駅から1.3km
松島小学校 616人 26学級 市立病院前駅から107m
古蔵小学校 747人 30学級 壺川駅から1.6km
上間小学校 562人 23学級 安里駅から1.8km
大名小学校 176人  9学級 私立病院前駅から545m
石嶺小学校 841人 34学級 首里駅から1.4km
仲井真小学校 636人 25学級 国場バス停から252m
金城小学校 717人 31学級 小禄駅から405m
曙小学校 275人 16学級 沖縄シャープ前バス停から216m
小禄南小学校 693人 30学級 小禄駅から971m
真地小学校 471人 22学級 識名団地入口バス停から102m
さつき小学校 595人 24学級 赤嶺駅から441m
銘苅小学校 622人 25学級 古島駅から482m
天久小学校 766人 29学級 おもろまち駅から1.3km
那覇小学校 458人 18学級 美栄橋駅から253m

中学校一覧

那覇市にある中学校は全部で17校になります。

学校名 全体児童数 学級 場所
安岡中学校 846人 30学級 古島駅から760m
首里中学校 668人 23学級 首里駅から108m
真和志中学校 244人 10学級 安里駅から343m
石田中学校 419人 17学級 安里駅から1.7km
那覇中学校 590人 22学級 美栄橋駅から555m
上山中学校 338人 12学級 旭橋駅から517m
神原中学校 327人 16学級 牧志駅から810m
寄宮中学校 541人 20学級 安里駅から1.5km
古蔵中学校 589人 20学級 奥武山公園駅から1.4km
小禄中学校 714人 26学級 小禄駅から831m
松島中学校 612人 23学級 市立病院前駅から252m
城北中学校 425人 17学級 儀保駅から780m
城北中若夏分校 12人 3学級 儀保駅から702m
鏡原中学校 651人 22学級 奥武山公園駅から539m
松城中学校 189人 8学級 儀保駅から1.4km
仲井真中学校 453人 18学級 仲井真バス停から299m
金城中学校 549人 19学級 小禄駅から325m
石嶺中学校 484人 21学級 首里駅から980m

高校一覧

沖縄工業高等学校 安里駅(徒歩17分) 公立 偏差値 38 – 43
学科電子機械科(43)、情報電子科(43)、建築科(43)、土木科(43)
工業化学科(43)、生活情報科(38)
沖縄尚学高等学校 安里駅 私立/中高一貫校 偏差値 48 – 67
普通科東大・国公立大医学科コース(67)、普通科尚学パイオニアコースα(61)
普通科尚学チャレンジャーコース(58)、普通科国際文化科学コース(54)
普通科尚学パイオニアコースβ(48)
小禄高等学校 奥武山公園駅(徒歩6分) 公立 偏差値 48
普通科(48)
興南高等学校 古島駅(徒歩7分) 私立/中高一貫校 偏差値 49 – 52
普通科特別進学コース(52)、普通科総合進学コース(49)
首里高等学校 儀保駅(徒歩15分) 公立 偏差値 43 – 55
普通科(55)、染織デザイン科(43)
首里東高等学校 儀保駅(徒歩14分) 公立 偏差値 41
普通科(41)
泊高等学校 美栄橋駅(徒歩17分) 公立 偏差値 –
学科-
那覇高等学校 県庁前駅(徒歩10分) 公立 偏差値 54
普通科(54)
那覇国際高等学校 古島駅(徒歩20分) 公立 偏差値 56 – 61
普通科(61)、国際科(56)
那覇商業高等学校 県庁前駅(徒歩8分) 公立 偏差値 40 – 45
情報処理科(45)、国際経済科(45)、商業科(40)、会計科(40)
那覇西高等学校 小禄駅(徒歩12分) 公立 偏差値 38 – 49
国際人文科(49)、普通科(48)、体育科(38)
真和志高等学校 首里駅 公立 偏差値 37 – 39
みらい福祉科(39)、普通科(37)

大学・専門学校一覧

沖縄大学
【沖縄大学本キャンパス】
沖縄県那覇市国場555番地

【沖縄大学アネックス共創館】
沖縄県那覇市国場405番地

経法商学科
国際コミュニケーション学科
福祉文化学科 社会福祉専攻

福祉文化学科 健康スポーツ福祉専攻
こども文化学科
管理栄養学科

大学院
地域経営専攻
沖縄・東アジア地域研究専攻

沖縄県立芸術大学
首里当蔵キャンパス 沖縄県那覇市首里当蔵町1-4
首里金城キャンパス 沖縄県那覇市首里金城町3-6
首里崎山キャンパス 沖縄県那覇市首里崎山町4-212-1

美術工芸学部
音楽学部

大学院
造形芸術研究科((一財)琉球生命済生会琉生病院修士課程)
音楽芸術研究科(修士課程)
芸術文化学研究科(後期博士課程)

公立大学法人沖縄県立看護大学
沖縄県那覇市与儀1丁目24-1

那覇市の病院一覧(歯科以外)

沖縄赤十字病院
(医)寿仁会沖縄セントラル病院
那覇市立病院
(一財)琉球生命済生会琉生病院
那覇眼科医院
大道中央病院
むりぶし沖縄 大浜第一病院 臨床研修室
沖縄協同病院
(医)禄寿会小禄病院
ハートライン沖縄クリニック
沖縄県病院事業局
(医)天仁会天久台病院
(医)はごろも会仲本病院
自衛隊那覇病院
(医)天仁会 天久台病院
輔仁会田崎病院
ウィメンズクリニック糸数
ふくろうクリニック
那覇動物病院
がじまるの会糸数病院
徳洲会新都心クリニック
うえはら小児科医院
てるクリニック
輔仁会田崎病院
メディカルプラザ大道中央

那覇市の買い物スポット一覧

那覇市民が普段、買物するスーパーを中心にご紹介します。那覇といえば海!だけではありません。沖縄県の中心地・那覇市では買物も楽しめるスポットがたくさんあります。なかでも、南国風を楽しめるスポットを挙げていきます。

那覇メインプレイス

那覇メインプレイスはおもろまちの住所にある総合商業施設になります。ゆいレールおもろまち駅から徒歩5分と利便性も良いことから週末になると道路が大変込み合うほどの人気です。

ファッションから日用雑貨、ランチなどの店舗が121店舗にも及びます。沖縄品のお土産も豊富にそろえているため、観光客にも人気のスポットです。

営業時間は9時~23時まで。定休日なし。とあって利用しやすいのでおススメです。

那覇メインプレイス

フレッシュプラザユニオン

365日24時間営業のスーパーです。惣菜からお酒、お土産まで豊富な品揃えです。特にマグロやタコなどのお刺身が安くておいしいとの事で、観光客にも評判が良いです。

普通のスーパーと違うのは、オリジナルTシャツやステッカーまで売られていることでしょうか。見ているだけでも楽しいスーパーマーケットです。

那覇市内だけでも4店舗あります。どこの店舗も駅から徒歩圏内にあるので利便性も良いので立ち寄りやすいので、近くに来られた際はぜひ、利用してみてください。

フレッシュプラザユニオン

タウンプラザかねひで

とにかく品揃えが豊富で安いとあって、地元民に愛されているスーパーです。お惣菜は品揃えが豊富でおいしい、鮮魚の質も良くレベルが高いなどの評判も高いので、いつも込み合っています。しかし、回転率も良いので、時間もそんなに待つことなく利用できます。

那覇市内だけでも10店舗あります。沖縄土産も扱っているので、観光客にも十分楽しめるローカルスーパーです。

タウンプラザかねひで

CARGOES 那覇国際通り

那覇市安里のさいおんスクエア内に、複合商業施設「CARGOES(カーゴス)那覇国際通り」があります。ゆいレール・牧志駅にも直結しているので便利です。飲食店のほか、ファッションや生活雑貨、書店、エステ、カフェ、アロマショップなど約30店舗が入っています。

広場では年間を通して様々なイベントも開催されており、地域のコミュニティと憩いの場として多くの人に愛されています。

CARGOES

第一牧志公設市場「沖縄自慢」

沖縄の食材が一同に揃った公設市場の『沖縄自慢』です。南の市場では、海ぶどう・モズク・アオサ・山原シークワーサー・ジーマーミドーフ・沖縄そば・とうふよう・調味料・お菓子など、沖縄ずくしが楽しめます。

尚、公式サイトにはショップもあり、取り寄せも可能となっています。

http://kousetsu-ichiba.com/

那覇市の求人状況

那覇といえば観光の街として人気が高いですが、実際に移住するとなると気になるのが「お仕事事情」ではないでしょうか。

全体的な求人数と多い仕事

2021年の新規求人数は8,974件となっています(公共職業安定所より)
那覇市で最も多い職種は、小売業、飲食店業、宿泊業、医療・福祉業、教育・学習支援業などとなっています。

観光の街ならではの職種が多い印象と、やはり全国的に医療・福祉業の人手不足の深刻さが伺えますね。

那覇市では就業サポートの相談窓口もあります。詳細はリンク先からご覧ください。

なはし創業・就職サポートセンター

給料の相場

2022年に公開された那覇市の平均所得は約333万円となっています。
全国では343位、沖縄県内では7位となっています。

全国平均の所得が361万2893円なので、全国平均と比較するとやや低いという結果になります。

また、実際に那覇市で募集しているハローワーク求人の平均では、
フルタイム 月給 227,857円
パートタイム 時給 1,111円

となっています。

那覇市のビーチ一覧

那覇市で唯一の人工ビーチをご紹介いたします。

那覇ビーチリゾート

那覇市内中心部から車で15分の距離に位置します。那覇市内で唯一、そして那覇空港に一番近いビーチです。

「うみそら公園」「波の上ビーチ」とあり、マリンレジャーやバーベキューを楽しむことができます。アクセスも良く、手軽にマリンレジャーが楽しめるので、夏のシーズンは観光客と地元客で賑わっています。

また様々なイベントも開催されています。

https://www.naminouebeach.jp/

那覇市の観光スポット一覧

観光地としても人気の那覇市では、観光スポットの見どころもたくさんあります。ここでは南国の雰囲気が漂う、お勧めの観光スポットを挙げていきます。

那覇シーマリン

那覇空港から車で約10分の場所にある、ダイビングショップです。世界でも有名な慶良間の海を堪能できる「体験ダイビングコース」の他、海を満喫できます。慶良間の海はケラマブルーとも呼ばれ透明度が高く魚影が凄いといわれています。

初めての方でも親切なスタッフが教えてくれるから安心です。ツアーも常時開催しています。少人数でのライセンス取得もできるので、海が好きな方、興味のある方はぜひ利用してみてください。

https://www.seamarine.jp/

首里城

首里城は小高い丘の上に立地し、那覇の街が見下ろせる高台にあります。

約450年にわたる琉球王国の歴史は、1879年に首里城から国王が追放されて「沖縄県」となりました。そのあとの首里城は日本軍の駐屯地や各種の学校などに使われています。

現在では琉球王国時代の姿を復元して整備されています。歴史イベントも定期的に開催されており、琉球の雰囲気を堪能できるスポットとなっています。年間パスポートもあるので、興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

https://oki-park.jp/shurijo/

首里琉染

昭和48年に沖縄で初めての草木染紅型研究所が創立されました。

琉球王国の伝統工芸である紅型と、首里琉染の独自染技法のサンゴ染めが主流で、染め色技術の発展と伝承を目的としています。

染色工房では職人さんの染色作業を見学したり、全国で唯一の「サンゴ染め体験」を楽しむことができます。実際にサンゴを使って、Tシャツやトートバッグなどのアイテムを選んで染め体験ができます。

首里城からも近いので近くにお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

https://www.shuri-ryusen.com/

識名園

識名園(シチナヌウドゥン)は1799年につくられ、琉球王家最大の別邸になります。国王一家の歩容や外国使臣の接待などに利用されました。

識名園の造園は「廻遊式庭園」形式で、池の周りを歩きながら景色の移り変わりを楽しむことを目的として造られています。

1941年(昭和16年)12月に国指定の「名勝」となるも、1945年(昭和20年)4月の第2次世界大戦の沖縄戦で破壊されるも、戦後の長きに渡って復元整備されています。

2000年(平成12年)12月にユネスコ世界遺産(琉球王国のグスク及び関連遺産群)として登録されました。

風情漂う庭園ですが、石畳道や階段の段差等があります。足元が滑りやすい箇所もあるので、スニーカーなど歩きやすい靴や動きやすい服装での来園がお勧めです。

https://www.city.naha.okinawa.jp/kankou/bunkazai/shikinaen.html

 

御菓子御殿

沖縄県那覇のメインストリート、国際通りの西側にあります。まるで琉球王朝時代にタイムスリップしたような建物も沖縄らしい外観です。

店内には様々なお菓子が並び、工場が併設されており、店舗内から気軽に工場見学ができます。かの有名な「紅いもタルト」を個別に包装していく様子を見ているだけでも楽しそうです。また、紅いもタルトの手作り体験もできるので、ファンの人にはたまらないでしょう。

また、店内にはカフェもあり、沖縄料理をおいしくいただき、楽しむことができます。翁らを存分、満喫できる場所です。
https://www.okashigoten.co.jp/matsuo-shop/

那覇市のカフェ・コワーキングスペース一覧

沖縄県の経済の中心エリアである那覇市には多くのコワーキングスペースが点在しています。その中でもお勧めのコワーキングスペースを取り上げました。

コワーキングスペース「C.O.L」会議室

オシャレで落ち着いたカフェの雰囲気があります。最大50名迄利用可能で、貸切りもできます。ミーティングや勉強会、イベントなど幅広い用途で利用できます。

徒歩1分のところにセブンイレブンもあり、飲食の持ち込みも自由とあって使い勝手が良いです。

利用料金:6,380円~7,480円/時間
場所:沖縄県那覇市銘苅3-9-22
最寄駅:古島駅 (ゆいレール) 徒歩10分
定員人数:〜50名(40名着席可)
最低利用時間:1時間から利用可能
ルームタイプ:個室タイプ

https://www.instabase.jp/space/8727243994

リージャス ホークシティ那覇ビジネスセンター

こちらはレンタルオフィスとなっています。一人用レンタルオフィスから10名レンタルオフィスなど、人数に応じた料金設定となっています。見積は直接お問い合わせください。

場所は沖縄県庁の向かいにあるオフィス街に位置します。ゆいレール「県庁前駅」から徒歩5分、那覇空港からは車で10分程度のアクセスになっています。

高速インターネット、Wi-Fi完備でフリードリンクサービスも付いています

https://www.regus-office.jp/area-serch/okinawa-area/hawkcity_naha/

GRGホテル那覇東町

ビジネスホテルの1室になります。テレワークやZOOM会議など集中して作業したい方にお勧めのスペースです。電動ソファもあるので、仕事の合間にリラックスもできそうです。

徒歩1分のところにコンビニもあり、利便性も抜群です。

住所:沖縄県那覇市東町6-16
最寄駅:「ゆいレール 旭橋駅」徒歩4分

https://www.spacemarket.com/spaces/hzhw2zpnuvkliqf4/rooms/2QhdlMIwg9xIpuGf/

那覇市国際通りのおしゃれな貸個室レンタルスペース

明るくて開放的な雰囲気が漂う、カジュアルなカフェ風のレンタルスペースです。

10人収容となっており、個室なので仲間内でゆったり過ごしたり、パーティの場として利用することもできます。

FreeWiFi付きなので、会議やリモートワークにも適しています。ひとりで優雅に過ごすのもお勧めです。

住所:沖縄県那覇市松尾2-1-1我喜屋ビル3F
最寄駅:ゆいレール「県庁前駅」徒歩7分

https://www.spacemarket.com/spaces/kala/rooms/S-4JY7LHwbD7Vra6/

沖縄最大のコワーキングスペースhowlive タイムスビル店

県庁前駅から徒歩2分の立地にあるオフィスビルの2階になります。高品質なデスクやチェアと高速wi-fiの環境により、リモートワークも快適です。もちろん、リモート会議もストレスフリーで開催できる環境が整備されています。

使用目的に応じて料金設定も柔軟であるため、法人利用はもちろんの事、個人のリモートワークとしても目的に応じた利用が可能です。

ビル自体が24時間警備員が常駐なので、セキュリティ面も万全です。

沖縄最大のコワーキングスペースhowlive タイムスビル店

那覇市がオススメな人とオススメでない人

沖縄といえば、海がきれいな南国に数日滞在するにはとても素敵な場所ですが、実際に住むとなると現実味が帯びてきます。では、沖縄の中心都市・那覇市では実際に移住するにあたってどのような現実があるのでしょうか。

オススメな人

利便性を求める人
那覇市はコンビニやスーパーもあり、電車も良く通る便利な地方都市です。モノレール路線の駅からの徒歩圏内であれば、車がない移住者でも不便がなく生活に困りません。

イベント好きな人
那覇市でもイベントが行われます。国際通りで行われる「一万人エイサー祭り」が県内最大級で有名ですが、他にも「首里城文化祭」や「那覇ハーリー」は地元民の楽しみのひとつで、沖縄文化を感じることができます。

オススメでない人

・沖縄の海や自然を身近に感じたい人
・渋滞が嫌いな人
・車の運転に自信がない人
→理由としては、駐車場が少ない事情もありますが、
駐車場も狭いので運転に自信がない人には不安要素となるでしょう。

まとめ

今回は「那覇市を移住先に」をテーマにしてみました。青い空に青い海…南国・沖縄の県庁所在地・那覇市は、観光スポットとしても大変人気があります。電車も良く通るので、実際に生活も利便性があり、沖縄県の中では断トツの住みやすさがあります。

デメリットでも挙げていますが、自然災害や仕事事情、物価上昇など、現実味の厳しさもあり、ある程度の覚悟は必要であることは片隅に入れておきたいですね。

デメリットも含めて移住計画を進めていただければ幸いです。