ジャングリア

沖縄ジャングリアの反対意見は？現地の不満・批判・不要の声まとめ

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2025年、沖縄県の名護市と今帰仁村にまたがる北部に新しいテーマパーク「JUNGLIA（ジャングリア）」が誕生します。手掛けるのはUSJや西武ゆうえんちなど、数々のテーマパークを再建したことで知られる森岡毅さん。構想１０年以上、事業規模約700億円のビックプロジェクトです。

JUNGLIA（ジャングリア）開発は雇用や観光客の増加といった経済効果への期待が大きい一方で、地元沖縄では不安の声があがっているのも事実です。

本記事では、「JUNGLIA（ジャングリア）」の概要や、開発における不満・批判の声を紹介します。

Contents
  1. JUNGLIA（ジャングリア）の場所と概要　
  2. ジャングリア開発に批判的な人物
  3. 　ジャングリア開発に批判的な記事など
  4. 　X（旧Twitter）でのジャングリア開発への批判ポスト
  5. まとめと批判意見からみるジャングリアの課題

JUNGLIA（ジャングリア）の場所と概要　

都会では味わうことのできない、世界自然の「やんばる」だからこそ得られる究極の興奮と贅沢な体験ができる新テーマパーク「JUNGRIA（ジャングリア）」。

本物の興奮と本物の贅沢を味わうという意味の「Power Vacance（パワーバカンス）」をコンセプトにした、新しいテーマパークです。

広大なジャングルや海を３６０度体感できる熱気球や、大型の装甲車に乗って本物のジャングルの冒険に出るサファリライド、ジャングルの上空を飛んでいるかのような感覚が味わえるジップラインなど、世界自然遺産の「やんばる」の森を舞台にした数十のアトラクションが用意されるほか、スパ施設や沖縄の食文化を体験できるレストランもオープンします。

画像引用元：ジャングリア

 

JUNGLIA（ジャングリア）の場所

ジャングリア開業予定地は、名護市と今帰仁村にまたがる沖縄県北部で、世界自然遺産に登録されている「やんばる」の森があるエリアです。近くには沖縄美ら海水族館があります。嵐山ゴルフ場跡地を利用します。那覇空港から車で約１時間20分の距離です。

JUNGLIA（ジャングリア）の概要

 

住所 沖縄県国頭郡今帰仁村呉我山６５４−３２

（旧オリオン嵐山ゴルフ倶楽部跡）
アクセス 【自動車】
那覇空港から車で沖縄自動車道を使って１時間３０分、一般道で２時間程。【電車】
なし【バス】
JUNGLIA（ジャングリア）開業に伴い、シャトルバスが出る可能性はありますが、現在はありません。
敷地面積 約60ヘクタール
（USJは約54ヘクタール・東京ディズニーリゾートは約100ヘクタール）
運営会社 株式会社ジャパンエンターテイメント

住所：沖縄県名護市大中１丁目１９番２４号
代表取締役：加藤健史氏
筆頭株主：株式会社刀
開発中心人物 森岡毅氏（株式会社刀の代表取締役CEO。　USJの業績をV字回復させたことで知られる）
公式サイトURL https://junglia.jp/
PV（プロモーションビデオ） 沖縄北部テーマパーク「JUNGLIA（ジャングリア）」のイメージ映像

 

ジャングリア開発に批判的な人物

ＵＳＪを上回る大型テーマパークとあって、期待値がとても高いＪＵＮＧＬＩＡ（ジャングリア）ですが、期待と同じくらい不安の声もあがっています。本章ではジャングリア開発に対して懸念・批判的なコメントを発信している人物を紹介します。

 

せやろがいおじさん

沖縄在住の有名Youtuber「せやろがいおじさん」は、JUNGLIA（ジャングリア）およびその宣伝ビデオにおける植民地主義に対する懸念を語っています。

公開された「JUNGLIA（ジャングリア」のプロモーションビデオは、多様性が不足していると指摘しています。ビデオは主に白人が登場していることが、アジアをターゲットとするテーマパークにおいて問題だということです。

 

多嘉山侑三市議

沖縄県名護市の多嘉山侑三（たかやまゆうぞう）市議は、利益優先の開発を警戒するコメントをしています。

　ジャングリア開発に批判的な記事など

JUNGLIA(ジャングリア）開発に批判的な内容の記事を紹介します。

　パーク周辺地域の乱開発を心配する声

沖縄タイムス＋プラスの記事の中から、地元住民の心配の声を一部抜粋しました。

パーク開発は住民たちの今の生活を壊さないことが重要です。地域住民の不安を少しでも解消できるように、パーク側からの説明会開催の必要性を感じます。

パークが開業予定の名護市や今帰仁村にまたがる一帯は、マンゴーやミカン、パイナップル栽培といった農業を生業に暮らす人たちが多くいる地域です。（省略）

開業を前に、この地域で長年暮らす住民からは「既に工事段階で土日に交通渋滞が起き、開業前から住民生活に影響が出ている」との声も。パークの観光需要を見込んだ周辺の乱開発を心配する声など、これまでの暮らしが大きく変化しかねないことに根強い不安があるのも事実です。

引用元：新テーマパーク「ジャングリア」会見で飛び出した「日本で最も貧しい沖縄の北部」発言 モヤモヤの正体を考えた【11月25日～12月1日 タイムス＋プラスのみどころ】 | デジ編チョイス

 

誰のための開発なのか

「沖縄タイムス＋プラス」エキスパートEyeのコメンテーター、ケイスリー代表取締役の幸地正樹さんのコメントを一部抜粋しています。

JUNGLIA（ジャングリア）の記者会見で森岡毅氏は、「日本で最も貧しいと言われている沖縄の北部に、JUNGLIA（ジャングリア）をつくることが変化の起点となる」という内容の発言をしました。

お金の面だけでみると、沖縄の北部は裕福ではないのかもしれませんが、幸せはお金だけで測れるものではありません。　沖縄は世界屈指の透明度を誇る海や、やんばるの原生林などの美しい自然の宝庫であり、独自の文化・伝統を大切に守ってきました。さらに地域のつながりが強く、助け合いの精神が根づいた心が豊かな島です。

お金では測れない沖縄の豊かさを大切にしつつ、開発を進めることが大切だと思います。

自然を消費して、お金を出す人が望ましい形にする、資本主義の大きな課題である格差拡大や外部性などに正面から向き合わない開発は、誰が何のために行うのか。

 

引用元：新テーマパーク「ジャングリア」会見で飛び出した「日本で最も貧しい沖縄の北部」発言 モヤモヤの正体を考えた【11月25日～12月1日 タイムス＋プラスのみどころ】 | デジ編チョイス

 

　X（旧Twitter）でのジャングリア開発への批判ポスト

X（旧Twitter）での、JUNGLIA（ジャングリア）開発への批判的な投稿を集めました。

PV（プロモーションビデオ）の内容や、開発が引き起こす周辺地域の交通渋滞、沖縄らしさを感じないパーク内容などへの批判が目立ちました。

 

2ｃｈでのジャングリア開発への批判

2ｃｈでのJUNGLIA（ジャングリア）開発への批判的な投稿を集めました。

 

沖縄北部の貴重な自然を切り開いてテーマパーク「JUNGLIA」建設はんたーい！！

沖縄のやつらジャングリアには反対しないの？

自然破壊だよ？

引用元：2ｃｈ

 

ジャングリアってなんだよｗ

全然沖縄っぽくないじゃん

引用元：2ｃｈ

 

ディズニーUSJは大都市圏にあるけど

ここに作って成功するのか？

引用元：2ｃｈ

 

海のテーマパークの方がよくね

ゴルフ場跡地だろうから仕方ないけどなんちゃってジャンルに何の需要があるんだ

引用元：2ｃｈ

 

交通インフラ最悪だもんな

引用元：2ｃｈ

 

クッソ渋滞しそう

作らなくていい

引用元：2ｃｈ

 

結局沖縄である必要がないチェーン遊園地だろ、アホらしい

申し訳程度に自然とか言ってるけど

ホテルに止まって普通に山登りすりゃいいわけで

引用元：2ｃｈ

 

まとめと批判意見からみるジャングリアの課題

沖縄の新テーマパーク「JUNGLIA（ジャングリア）」の概要や、開発に対する懸念や批判を紹介しました。

JUNGLIA（ジャングリア）ができることにより、１０００人から１５００人程の雇用の創出や北部に訪れる機会づくり、海に入れない冬場の集客といった経済効果への期待感が大きい一方で、開業までに克服すべき課題も見えてきました。

【JUNGLIA（ジャングリア）開業までの課題】

  • 交通渋滞の緩和
  • 沖縄の自然を守った開発
  • 地域住民の理解と協力

JUNGLIA（ジャングリア）は、もともとの地形や亜熱帯地域の自然環境を有効活用して建設されるといいますが、沖縄の美しい自然をいかに守っていくのかが大きな課題となりそうです。

さらに、過度な集客が引き起こす交通渋滞や騒音など、オーバーツーリズムによって地域住民の生活に悪影響が出ることは避けなければいけません。

「沖縄にテーマパークは要らない」という声もありますが、数々のテーマパークを再建してきた森岡毅氏が手掛けるプロジェクトとあって、期待している人も多いです。地元住民の十分な理解と協力を得て、沖縄と共に発展していくようなテーマパークとなることを期待しています。